新NISAとiDecoの違いは?どっちを優先すべき?【結論:人による】
新NISAもiDecoも資産形成にいいって聞くけど、結局どっちがいいかわかんない……
内容も違うから混乱してきたニャ!もう考えたくない!
生き方や働き方が多様化してきた現代において、それぞれのライフプランにあった資産形成が年々求められるようになりました。
そんななか、岸田政権によって2022年に表明された「資産所得倍増プラン」
「貯蓄から投資へ」というスローガンを掲げるこの政策は、金融政策を見直し、国民の資産形成を後押ししようというものです。
その見直しにともなって制度内容が大きく変わるのが、新NISAとiDecoです。
制度改正の代表例は以下の2点が挙げられます。
- NISAの投資枠や非課税期間の拡充
- iDecoの加入対象年齢の引き上げ
新NISAとiDecoを正しく活用することで、高齢者になってからお金が足りなくなり、働かざるをえないという未来から解放されるでしょう。
私も新NISAとiDecoの両方を少額からでもチャレンジした結果、老後にかかるお金の不安を払拭できました。
とはいえ、新NISAとiDeCoの違いがわからず自分に合っていない選択をしている人も少なくありません。これでは年をとってから「こんなはずじゃ…」と後悔するかもしれません。
そこで今回は、新NISAとiDecoの二刀流を実践してきた実体験をもとに、両者の違いや使い分けについて解説します。
ぜひ最後まで読んで、老後に感じるかもしれないお金の不安から脱出してください。
【結論】新NISAとiDecoはどっちがおすすめ?
どっちがいいのか早く結論を知りたいよ〜
すぐに答えを求めすぎニャ!正解がひとつとも限らニャい!
結論、その人によるが答えになります!
新NISAとiDeCoではどちらがおすすめなのか気になる人も少なくないでしょう。
しかし、どちらがいいと断言することはできません。その理由は、新NISAとiDeCoを利用する人の状況や所得によるからです。
以下のように、人によって投資できる環境や状況は異なります。
人によって異なる前提条件
- 年齢
- 家族構成
- 所得
- 資産規模
- 理想のライフプラン
ライフプランって何だっけ?
ライフプランとは、将来のイベントや価値観に沿って必要なお金や将来像を計画立てることです!
人生にはさまざまなイベントがあるニャ!
人生における大きなイベント
- 働き方:就職や転職、独立開業など
- 家族との過ごし方:結婚や出産、育児など
- 老後の暮らし方:退職後や老後の趣味や娯楽など
実際に新NISAとiDecoの両方を3年間利用してきた私も、長期的には早く退職して老後を悠々自適に暮らしたい、短期的には転職をしたいというライフステージを考慮したプランニングをしました。
転職までの余裕資金を確保したうえで、老後資金に備えるためにも少額からコツコツ積み立てた結果、今では老後資金の不安がなくなりました。
このように、人によってライフイベントやライフステージなどによって置かれている状況が異なるため、新NISAとiDeCoそれぞれの特徴や違いを理解したうえで自分に最適な投資方法を選択することが重要です。
【初心者必見】そもそも新NISAとiDecoってどんな制度?
新NISAもiDeCoもそれぞれに特徴やメリット・デメリットが存在します。
自分に最適な投資方法を見つけるためにも、まずはそれぞれの特徴を知ることが大切です。
「変更内容よりもまずは制度内容自体が知りたい」や「そもそもどっちも利用したことがない」などの資産形成初心者のために、新NISAとiDeCoそれぞれの概要について解説していきます。
新NISAとは?
金融庁によると、NISA(少額投資非課税制度)とは投資で得た利益に対してかかる税金が非課税になる制度のことです。
通常、投資で得た運用益や配当金には20.315%の税金がかかるのに対して、NISA口座を利用すると税金がゼロになります。
2024年1月から抜本的に制度改正され、「NISA」から「新NISA」として新たに開始されました。
新NISAの開始にともなって、主に以下のような変更点があります。
- 年間投資枠の増額
- 非課税保有期間の無期限化
新NISAの変更点や始め方について詳しく知りたい人はこちらの記事をご覧ください。
新NISAの適切な始め方を知っていれば、ほぼノーストレスかつほったらかしでお金を増やせます。将来お金の不安がない人生を歩みたいなら、今からお金をコツコツ積み立てて将来に備えましょう。
iDecoとは?
厚生労働省によると、iDeco(個人型確定拠出年金制度)とは自分で決めた掛金を自分が選んだ商品で運用できる私的年金制度のひとつです。
投資の利益が非課税になる点は、NISAと同じです。65歳まで拠出可能で、60歳以降に受け取ることができます。
iDecoの具体的な特徴や注意点、節税までの流れなどを詳しく知りたい人はこちらの記事をご覧ください。
節税について興味があるけど何から始めればいいかわからない人や、退職金だけでは老後のお金が心配な人は、節税対策としてiDecoを利用して老後の不安を払拭しましょう。
新NISAとiDecoの違いを7つの観点から徹底比較!
ここからは、新NISAとiDeCoのどちらが自分にあっているのかを知るためにも、それぞれの特徴や違いを7つの観点から比較検討してみます。
7つの観点から見た新NISAとiDeCoの違い
- 対象年齢
- 年間投資上限額
- 非課税期間
- 対象商品
- 税制メリット
- 資産の引き出しのタイミング
- 手数料
えっ、7つもあるの!?理解できるかなぁ……
大丈夫です!それぞれの違いを初心者にもわかりやすく一覧にまとめています!
それぞれの観点からの違いを順番にみていきましょう。
対象年齢で比較する
新NISAとiDeCoの対象年齢を比較した場合、違いは以下のようになります。
新NISA | iDeco |
18歳以上 | 原則、20歳以上65歳未満 |
新NISAは、日本に居住する18歳以上が対象です。年齢の上限はありません。そのため、18歳以上であれば何歳からでも口座開設ができます。
それに対して、iDeCoは20歳以上65歳未満が対象です。2022年5月からの法改正によって、60歳未満から65歳未満まで加入可能年齢が引き上げられました。これによって、積み立てられる掛金が増えました。
私がNISAとiDecoを始めたばかりの頃は、つみたてNISAを上限額の33,333円、iDecoを最低拠出額の5,000円投資していました。
- NISAの目的:早期リタイア
- iDeCoの目的:年金アップ
NISAの方に多く投資して、iDecoを少なめに投資している理由は、目的が異なるからです。
NISAを活用する目的は早期退職であり、投資元本を増やし、運用益で生活できる目途が立った段階でリタイアすることを目指しています。
iDecoを活用する目的は公的年金や退職金だけでは不足するであろう老後資金をカバーすることです。
また、NISAには十分な非課税枠が用意されているのに対して、iDecoには資金拘束があることや受け取り方が難しいことからもNISAとiDecoで投資金額に差を設けている理由になります。
つまり、自分がどのような目的やゴールを目指すのかという前提条件でNISAとiDecoにどれくらい投資するのかを判断しています。
年間投資上限額で比較する
新NISAとiDeCoの年間投資上限額を比較した場合の違いは以下のとおりです。
新NISA | iDeco |
最大360万円(つみたて投資枠と成長投資枠を併用する場合) | 最大816,000円(国民年金第1号被保険者の場合) |
新NISAの年間投資上限額は360万円です。
以下のとおり、2つの投資枠に分類されます。
- つみたて投資枠:120万円
- 成長投資枠:240万円
2023年までの旧NISAでは、年間最大40万円の「つみたてNISA」と年間最大120万円の「一般NISA」に分かれていました。それぞれ「つみたて投資枠」と「成長投資枠」に引き継がれ、投資上限額が80万円分と120万円分も増額されました。
新NISAへの移行がいかに大きな制度改正だったかわかるニャ!
それに対して、iDeCoの年間投資上限額は816,000円です。厳密には、職業や企業年金の有無などによって、144,000円から816,000円まで拠出限度額に幅があります。
新NISAの方が投資上限額が360万円もあってお得だね!
その考えは危険です!単純比較では計りきれません!
生涯における投資可能額を意味する「生涯投資枠」の観点で考えれば、状況は一変します。
新NISAの非課税保有限度額は1,800万円(そのうち成長投資枠は1,200万円まで)です。つまり、基本的に、経済的余裕があっても元本1,800万円以上を投資できないということになります。
その反面、iDecoには「生涯投資枠」という考え方はありません。
そのため、年間拠出限度額を何年にもわたって積み立てることで運用総額を増やすことができます。
たとえば、20歳から65歳までの45年間投資上限額まで拠出できたとすると、運用できる額に以下のような違いが生じます。
- 新NISA:元本1,800万円(非課税保有限度額)
- iDeco:元本3,672万円(816,000円×45=3672万円)
このように、生涯投資枠があるNISAと比較すると、iDecoは年間拠出限度額を長期的に積み立てることで運用総額を増やせます。
非課税期間で比較する
次に、新NISAとiDeCoを非課税期間の観点から比較してみましょう。
新NISA | iDeco |
無期限 | 資産を受け取るまで(60歳〜75歳) |
新NISAは無期限、iDeCoは原則として65歳になるまで投資可能です。
旧NISAでは、つみたてNISAが20年間、一般NISAが5年間と制限がありました。しかし、新NISAでは非課税期間が無期限になり、長期投資を行いやすくなりました。
その一方で、iDecoは受け取るまでの期間は非課税で運用できます。これまで「60歳〜70歳」の10年間だったものが、2022年4月の法改正で「60歳〜75歳」の15年間に変更されました。
5年間の運用期間の延長は、お金を増やせる可能性を高くします。
対象商品で比較する
新NISAとiDeCoが対象とする商品で比較してみましょう。
新NISA | iDeco |
・つみたて投資枠:金融庁の基準を満たした長期・分散・積立投資に適した投資信託 ・成長投資枠:投資信託・上場株式など | 投資信託と元本確保型商品(定期預金や保険商品など) |
新NISAの対象商品は、つみたて投資枠と成長投資枠で異なります。
つみたて投資枠は、旧NISAと同様、金融庁の基準を満たした長期・分散・積立投資に最適な投資信託が対象です。
投資で勝つ原則は、長期・分散・積立でしたね!
それ以外はゴミ商品だニャ!
一方で成長投資枠の場合は、投資信託や上場株式なども対象に含まれます。ただし、以下の条件を満たすものは除外されています。
- 整理・監理銘柄
- 信託期間20年未満
- 毎月分配型の投資信託およびデリバティブ取引を用いた一定の投資信託など
毎月分配型?デリバティブ??覚えられなーい!
覚えなくて大丈夫です!要するに、リスクのある商品を除外してくれているということです!
それに対して、iDeCoでは投資信託だけでなく、定期預金や保険商品など元本確保型の商品があることが新NISAと異なる点です。
ただし、リスクはリターンの振れ幅です。元本確保型商品を選ぶということは、将来受け取れるリターンを手放すことを意味します。また、老後資金をつくるという目的から大きく逸脱してしまいます。
こちらの記事で適切なリスクを受け入れる大切さを理解し、許容できる範囲でリスクをとって投資をしましょう。
税制メリットで比較する
税制面でのメリットから比較してみましょう。
新NISA | iDeco |
運用時:運用益が非課税 | ・拠出時:掛金が全額所得控除 ・運用時:運用益が非課税 ・受取時:退職所得控除または公的年金等控除 |
新NISAとiDecoの共通点は、運用益が非課税である点です。異なるのは拠出時と受取時の違いです。
iDecoでは拠出した掛金が全額所得控除になります。
たとえば、毎月5万円積み立てるとしたら、新NISAは何も起きません。つまり、節税効果はありません。
それに対して、iDecoでは5万円分自分の所得が減ります。つまり、税金が減るため、節税効果があります。
ってことは、積立額を増やせば増やすほど税金が減るってことじゃん!
そうです!掛金の節税効果は大きなメリットのひとつです!
また、iDeCoは受取時にも違いがあります。新NISAが課税されないのに対して、iDeCoは課税される点です。
たとえば、時価が1,000万円の投資信託があった場合、売却して現金化するとしましょう。新NISAでは1,000万円全額自分のものになるのに対して、iDecoは1,000万円に税金がかかって200万円程度税金が取られます。
じゃあ、新NISAの方がいいじゃん!新NISAで決まり!
極端……即決しすぎだニャ!
ちょっと待ってください!iDecoにも良心的な制度はありますよ
それは、年金として受け取る場合は年金控除、一時金として受け取る場合は退職金控除として税負担が軽減される仕組みです。
このように、iDeCoは拠出時に掛金が全額所得控除されるメリットがある一方で、受取時に課税されるデメリットもあります。ただし、控除の存在も考慮すると、iDeCoは基本的には節税メリットが大きい制度だといえるでしょう。
資産を引き出すタイミングで比較する
続いて、資産を引き出すタイミングで比較してみます。
新NISA | iDeco |
いつでも可能 | 原則、60歳まで不可 |
新NISAは好きなタイミングで売却して資金を引き出すことが可能です。
しかし、iDeCoは原則60歳になるまで引き出せません。これは、iDeCoはあくまでも老後のための私的年金であるという考えが根本にあるためです。
一度始めると基本的には止められず、突発的に資金が必要になった際に引き出せないため、計画性をもって始めましょう。
手数料で比較する
最後に、新NISAとiDeCoの手数料を比較しましょう。
新NISA | iDeco |
口座開設手数料や口座管理手数料はかからない。(購入時手数料や売買手数料がかかる場合がある) | ・口座開設手数料:2,829円(初回のみ) ・加入者手数料:105円(掛金納付の都度)+66円(毎月)(金融機関によって運営管理手数料がかかる場合もある) ・受取時手数料:440円(振込の都度) |
新NISAには口座開設手数料や口座管理手数料はかかりません。ただし、投資信託の購入時手数料や株式の売買手数料がかかる場合があります。
それに対して、iDecoは手数料がかかるシチュエーションが多くなっています。
- 口座開設手数料:2,829円
- 加入者手数料:105円(掛金納付時)+66円(毎月)
- 受取時手数料:440円
このように、新NISAは手数料が無料ですが、iDeCoは有料です。
新NISAとiDecoの併用も可能!?新NISAとiDecoが向いている人と向いていない人の特徴
新NISAには十分な非課税枠があることや資金拘束がないこと、iDecoは使いこなすのが難しいことなどから、今から始めるなら新NISAから始めてみることをおすすめします。
投資の効果を実感して投資に慣れてきたら、次のステップとしてiDeCoにもチャレンジしてみるといいでしょう。
新NISAとiDecoの非課税制度を使いこなせば、老後のお金の心配は消えたも同然
しかし、そんなに多くの金額を投資できない人が圧倒的多数だと思います。
- 「毎日の生活で精一杯」
- 「わかっていてもなかなか貯蓄できていない」
このような人は、1日でも若いうちから少額からでもいいのでコツコツ始めてみるといいでしょう。
どっちもお得だからどっちかに絞るなんて無理!
では、どちらが自分に向いているかそれぞれの向き・不向きを確認してみましょう!
新NISAが向いている人の特徴
まず、新NISAが向いている人は、以下のようなニーズのある人が対象です。
- 少額からでも投資を始めたい
- 教育資金や住宅資金など老後資金以外の目的の資金を運用したい
新NISAのつみたて投資枠の場合、所得が低い人でも少額から投資信託への投資にチャレンジできます。
私も「結婚や子育てなどの人生のさまざまなライフステージに備えるという目的」と「運用中でも自由に資金を引き出せるという柔軟性」を理由に、つみたてNISAで投資をしています。
最初は少額から始めてから徐々に増やしていきました。
投資資金の80%程度を新NISAに、30%程度をiDecoに投資した結果、たったの3年で資産が50%以上プラスになるなどコロナ後の市場回復の波に乗れたことで資産が上昇しています。
ただし、あくまでも投資の一種のため、リスクがあることを理解して個人の判断で始めましょう!
iDecoが向いている人の特徴
その一方で、iDecoが向いている人は、以下のようなニーズのある人が対象です。
- 所得控除の恩恵を受けたい
- 老後資金を準備したい
- 貯蓄が苦手
公的年金だけでは老後資金に強い不安を感じているなら、iDeCoはやる価値があります。
60歳まで引き出せないことは、デメリットのように思えるかもしれませんが、確実に老後資金を準備したい人や貯蓄をしたい人にとってはメリットになるでしょう。
余裕資金がない人やライフイベントの資金準備が十分にできていない人は、無理にiDeCoに取り組むのはあまりおすすめしません。
貯金をしないといけないと頭ではわかっていても毎月カツカツという人は固定費を見直して浮いた分の一部をiDeCoにまわしてみましょう。
節約で大事なことは固定費の見直しです。特に大きな固定費を削減することで、嫌でも貯金は増えて行きます。
こちらの記事を読んで、節約のコツをつかめれば、インフレでもびくともしない貯金がザクザク貯まる家計を誰でも実現できます。
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- なぜ、給料は同じなのに、自分よりも資産が多い同僚がいるのか?
- なぜ、副業もしていないのに、資産がグングン増えていく人がいるのか?
- なぜ、資産はそこまで多くないのに自由な暮らしをしている人がいるのか?
資産形成は気合と根性でどうにかなるものではありません。もし、努力だけで押し切れるなら、マジメな日本人が多い日本がここまで没落していないのではないでしょうか。
一生懸命頑張るというだけでなく、いかにして効率よく資産を増やしていくのか?
この方法が学べるコンテンツを紹介します。
- 年収90万円で東京ハッピーライフ
- お金の減らし方
- 最高の人生の見つけ方
順番に紹介します。
年収90万円で東京ハッピーライフ
資産を増やすために重要なのは、いくら稼ぐかではなく、いくら手元に残せるかです。
いやいや高給取りの方が絶対有利でしょ!
有利なのは間違いないですが、絶対条件じゃないですよ!
たくさん稼いでも手元にお金が残らないようであれば、自転車操業と変わりません。逆に、収入が低くても資産運用に回せるだけのお金を毎月残せるなら経済的には年々楽になるでしょう。
鍵を握るのは、ズバリ支出です。
そこで参考になるのが、年収90万円で東京ハッピーライフの筆者である大原扁理さんです。
- 年収90万円で東京で暮らしている猛者
- 低収入だが悲壮感ゼロの価値観の持ち主
- 他人の目を気にせず自分らしさを追求している人
かなり尖った人ですが、見るべきポイントは「人生を楽しむためには必ずしも大金は必要ないこと」です。
お金がないと人生を楽しめないという人は、お金を手にしても人生を楽しめません。どう工夫すれば、人生を豊かにできるかを考える習慣がないからです。
「お金はあるけど、賢い使い方はわからない」では困りますし、虚しいですよね。
賢くお金を使って人生の満足度を上げつつ資産を築きたい!という人には必読の一冊です。
豊かさとは何か?を改めて考えるいい機会をくれる本です!
お金の減らし方
率直に言って、この本は劇薬です。お金にまつわる本の中でも、最も強力と言えるかもしれません。
名前からして、とんでもない!減らし方じゃなくて増やし方を教えなさいよ!
作者は印税稼ぎまくってる森博嗣さんニャン!
何か深遠な考えがあるに違いないわ!
先ほど紹介した「年収90万円で東京ハッピーライフ」と通ずるところがありますが、「お金の減らし方」の作者はゴリゴリに稼いでいる作家の森博嗣さん。
大原扁理さんとは真逆とも言えるでしょう。
しかし、価値観が明確という点では同じなのがポイントです。
- お金は持っているだけでは価値がない
- お金を増やしたいなら、自分のスキルを上げるのが確実な方法
- 自分にとって価値がないものには、お金を払わない
要するに、しっかり稼いで欲しいものは買うけど、そうでないものは買わないというストロングスタイルです。
こういう芯がある人はブレにくいので資産形成を有利に進められます。
世間体などを気にして、本当は欲しくもないものを買ったりして余計なお金を使ったことがある人は一度「お金の減らし方」を読んでみてください。
自分の価値観に素直になることが、どれだけ人生を楽にするかを学べるはずです。
最高の人生の見つけ方
ここまで価値観を見つめるのに役立つ本を紹介してきました。ただ読書は苦手という人もいるでしょうから、最後に価値観をハッキリさせるのにピッタリの映画をシェアしておきます。
人生で価値観が浮き彫りになる瞬間のひとつは、死です。
死を前にしたら世間体など気にせずに、自分の裸の心と向き合うことになります。残り少ない人生で他人の目など気にしても意味がないからです。
私たちは普段は自分の人生に終りが来ることなど考えません。ですが、必ずこの世を旅立つ瞬間は誰にでも訪れます。絶対にです。
「最高の人生の見つけ方」は、病に冒され残りの人生が少ないことを悟った二人の男の物語。彼らは自分たちの本心の声に従い、やりたいことをやりまくります。
死に怯えている悲壮感は、そこにはなく、充実した生を送っているように感じるでしょう。
もしあなたが、「単調な毎日の連続で楽しくない。こんな生活が死ぬまで続くのか?」と思っているようなら、この映画を見てみてください。いつの間にか聞こえなくなった心の声に耳をすませる良いきっかけになるはずです。
ちなみに、iPhoneなどを世に送り出したApple創業者のひとりスティーブ・ジョブズもこんな言葉を残しています。
人生において 十分にやっていけるだけの富を積み上げた後は、 富とは関係のない他のことを追い求めた方が良い。
ギャラリーサンカイビ スティーブ・ジョブス最後の言葉
うーん、お金以外に大事なことって何だろう?
富とは関係のない自分だけの宝物を探すのが人生とも言えますね!
最高の人生の見つけ方を無料視聴できる動画配信サービス(VOD)
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※本ページの情報は2024年5月時点のものです。最新の配信状況は、公式サイトでご確認ください。
まとめ まだ間に合う!新NISAとiDeCoを適切に使い分け、老後資金の不安から脱出しよう!
税負担の軽減に有効な「新NISA」と「iDeCo」
新NISAとiDeCoのどちらを利用するか迷ったときは、
- 対象年齢
- 年間投資上限額
- 非課税期間
- 対象商品
- 税制メリット
- 資産の引き出しのタイミング
- 手数料
の7つの観点に着目するといいでしょう。
新NISAとiDeCoを利用する人が置かれている状況によって、向き不向きがあります。
ただし、年齢や所得などに関係なく併用もできるため、資産形成に向けた非課税制度として効果的です。
自分のニーズとそれぞれの特徴や違いを比較したうえで使い分けることが重要です。
すでに新NISAとiDeCoのどちらも制度改正されていますが、まだ間に合います。
時間を長くかけるほど資産を増やせることからも、なるべく早く始めて時間を味方につけることが肝です。
また、新NISAとiDeCoを積極的に活用することで、老後の経済的な豊かさを手に入れて老後資金の不安から脱出しましょう。
まだ証券口座をお持ちでない方は、
- 楽天証券
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ネット証券が手数料が安くて、取扱銘柄も豊富なのでイチオシです。
早速、証券口座の開設から始めてみましょう。