投資初心者が知っておくべき5つの投資商品【これだけで十分!】
投資したいけど、投資商品って何があるの?
実はたったの5つしかないんですよ!
止まらない物価上昇、増え続ける社会保障費、そして目減りする実質賃金という三重苦で「投資をしないと将来ヤバいのでは?」「子どもの学費をどうやって捻出しよう…」と不安になる人は少なくありません。
しかし、一言で投資と言っても、色々な商品があります。
それぞれに特徴があり、向き不向きもあるので、自分に合ってない投資商品を買ってしまうと「こんなはずじゃなかったのに…」と後悔するかもしれません。
そこで今回は、貯金0円の状態から3年ほどで資産を1,000万円以上増やした私が投資を始める前に知っておきたい投資商品と選び方について解説します。
この記事で手に入る知識
- 投資初心者が知っておくべき5つの投資商品
- どの投資商品を買えばいいのか
この記事を読めば、投資商品の解像度が上がり自分に合った投資商品を選びやすくなります。自分に合った投資商品をコツコツ買っていけば、老後のお金の不安を取り除けるのでぜひ最後までお読みください!
投資初心者が知っておくべき5つの投資
投資を始める前に、まずは投資商品にはどんなものがあるかを知っておきましょう。
次の5つの投資商品の特徴さえ押さえておけば無理なく資産を増やすための準備はバッチリです。
- 株式
- 債権
- コモディティ
- 不動産
- 預金
順番に解説します。
株式
株式とは、株式会社が資金を調達するために発行する証券です。
株式を購入すると、企業の株主(オーナー)になれ、株式の値上がり益や配当金などを手に入れられる可能性があります。
私でもオーナーになれるんだ!
上場していれば世界中の会社を買えますよ!
企業の成長に期待してお金を投じるのが株式とも言えます。
株式の特徴
- 流動性があり売買しやすい
- ハイリスク・ハイリターン
- 配当金で生活が豊かになった実感を得やすい
- 給与所得と比べて税制面で優遇される
- インフレに強い
リスクは高いものの、銘柄を適切に選べば爆発力が期待できるのが株式です。また配当金という給与以外のお金が入ってくる流れも見逃ません。給与と違いたくさん儲けても税率が上がらないのも魅力的です。
ただし株式を買うためには証券口座が欠かせません。
野球で言えば、バットとグローブのようなものです。まだ証券口座をお持ちでない人は、今のうちに証券口座だけでも開設しておきましょう。
おすすめの証券口座
- SBI証券
- 楽天証券
債権
債券とは、国、地方公共団体、そして企業などにお金を貸すことです。
債券には以下のようなものがあります。
- 国債:国が発行する
- 地方債:地方公共団体が発行する
- 社債:会社が発行する
国や地方公共団体にお金を貸して何かメリットがあるの?
債券価格が上がれば儲かりますし、利息だってありますよ!
お金を貸す方に回れると利益が期待できるニャン!
債券の特徴
- 満期まで保有すれば額面通りの金額が戻ってくる
- 安定した収益性
- 流動性が高い
- ローリスク・ローリターン
投資をしたいけど、お金をリスクに晒すのが怖い人には債券は有望な候補のひとつです。満期まで保有すれば額面どおりの金額が戻ってきますし、利息も受け取れるためです。
ただし、大きく資産を増やすことが難しいのがネックです。高いリターンを求めると貸付先が潰れるリスクも高くなります。他の投資商品と組みあせるのがおすすめです。
小さい会社と国を比べると潰れるリスクは違うものね。
自分にあったリスクをとるためにも多面的に考えたいところですね!
コモディティ
コモディティとは、商品のことです。
「商品」って言われてもわからないわよ!
経済ニュースなどで耳にする主なコモディティは以下のとおりです。
- 貴金属:金、銀、プラチナ、銅など
- エネルギー:原油、天然ガス、ガソリンなど
- 農産物:大豆、小麦、米など
金ってコモディティに分類されるんだ!
金はコモディティの代表ですね。持っておいて損はしません。
有事の金と呼ばれるだけあって、世界経済が混乱に陥ると金の価値は上がる傾向にあります。コロナショックでは株価などが軒並み下落する中、圧倒的な存在感を放ち価格が上昇。古くから価値が認められている王者の貫禄を見せつけました。
そんな金を始めとしたコモディティの特徴は以下のとおり。
コモディティの特徴
- インフレに強い
- 価格変動が読みにくい
- インカムゲインがない
コモディティは実物なのでインフレで物価が上がると、一緒に値上がりする傾向にあります。とはいえ、価格変動が読みにくいのでインフレ対策として買うなら慎重になりましょう。
ちなみに私は生活費の半年分ほどのゴールドETFを所有しています。もし円の価値が大暴落しても半年ほど生きていけるだけの金があれば人生を立て直せると考えているためです。
どうしてもっと金を買わないの?
株式などと違って金などのコモディティは利息や配当など「お金が入ってくる流れ」を作れないんですよ。
最悪の事態に備えるためにゴールドETFを保有し、将来のお金が入ってくる流れを作るために株式などの投資商品を買うのがバランスの良い投資戦略のひとつと言えるでしょう。
不動産
不動産は、最もイメージしやすい投資商品のひとつです。
視界に入ってくるマンション、ホテル、商業ビルなどは「誰かの資産」なんですよ!
その発想はなかったわ!
家賃収入を得ても良し、物件を売却して儲けても良しなのが不動産です。
不動産の特徴
- 家賃収入があると生活が豊かになった実感を得やすい
- 流動性が低いためスグに売れない
- 管理する手間がかかるため不労所得とは言いにくい
- 歴史ある投資商品でインフレに強い
本業以外の毎月の収入があると、生活はかなり楽になります。しかもインフレに強いのも魅力的です。とはいえ、不動産は流動性が低いため、株式のように売りたくてもサクッと買い手が見つからないことは覚えておきましょう。
また不動産投資は経営という要素が濃いのも特徴です。入居者の募集、修繕、設備の点検、清掃など意外と手間がかかります。管理会社にお願いすることもできますが、自分でも勉強しておかないと収益化は難しいでしょう。
なお、不動産投資は銀行から融資を受けて自己資金以上の額で投資ができるのが最大の特徴です。
全額銀行から融資をしてもらえばウハウハじゃない?
そんな人に銀行はお金を出してくれません。最低でも500万円は用意していないと相手にすらされませんよ。
まとまったお金がないとできないのが不動産投資ですが、これは現物に限ります。
REIT(Real Estate Investment Trustの略称、通称リート)と呼ばれる不動産投資信託であれば、株式のように売買できます。不動産投資はしたいけど、物件を買うことに抵抗を覚える人はREITを検討しましょう。
預金
最後に、預金も投資商品と言えます。
いやいや、預金は投資じゃないでしょ!
超低金利ですが、利息を受け取ってるじゃないですか…。
日本に住んでいると実感しづらいですが、預金は銀行にお金を預けて運用してもらう投資商品です。
そんな預金の特徴は以下のとおりです。
預金の特徴
- 元本保証がある
- インフレに弱い
- 金利が低い ※日本の場合
メガバンクの定期預金でさえ、金利は0.002%なので100万円預けたとしても1年後に得られる利息は20円です。ここからさらに税金が引かれます。
現金の価値が目減りしていくインフレに預金は弱いことは絶対に覚えておかなくてはいけません。
今銀行に預けている100万円は10年後も100万円です。しかし、その価値を維持している保証はありません。歴史を振り返ってみるとインフレ傾向にあるので、預金だけしていると貧乏一直線です。
私の親は貯金しなさい!って言ってるよ…。
金利7%という黄金時代が日本にもあったからです。でも、ゲームのルールが変わってしまいました。
生活防衛資金を預金で確保して、余剰資金は投資に回すのが令和のルール!
どの投資商品を買えばいいのか迷っている人へのアドバイス
「結局、どの投資商品を買えばいいの?」その疑問、ごもっともです。
ですが、投資に正解はありません。100人いれば100通りの答えがあります。
誰か私の答えを教えてよ〜。
もし「答えを教えてあげる」なんて言う人についていったら搾取されるだけですよ!
どの投資商品を選べばいいかの正解はありませんが、大枠の方向性を決めることはできます。胸に手を当てて、こんな質問を自分にしてみてください。
方向性を決める魔法の質問
- リスク許容度はどのくらい?
- いつまでにいくらの資産を築きたい?
- 今の財務状況は?
- 収入と支出のバランスは?
順番に解説します。
リスク許容度はどのくらい?
投資にはリスクがつきものです。
若くて独身なら積極的にリスクをとれますが、年齡を重ねて守るべき家族がいると無理はできません。年齡、家族構成、収入などを考えてリスク許容度を知りましょう。
リスクについて、コロナショックという逆風を利用して資産を加速度的に増やした私の投資戦略をまとめた記事も紹介しておきます。「なぜ暴落に巻き込まれている人が多い中でお金を爆発的に増やしたのか?」が気になる人は読んでみてください。
いつまでにいくらの資産を築きたい?
資産運用の目標と期間を決めるのも重要です。
資産運用は旅のようなもので、目的地とかける時間を自分で決めないと準備できないからです。
例えば、老後資金の確保だけなら支出を見直し貯金だけでも十分かもしれませんが、定年前に経済的自由を達成して早期退職しようとするなら投資は必須です。
なお、必ずしも最初から完璧に目標と期間を決める必要はありません。
私は最初は資産から得る所得が生活費を完全に上回るファットFIREを目指しました。我慢してまで働きたくなかったからです。しかし、「嫌な仕事をしたくないだけだな」と気づいてからはセミリタイア的なバリスタFIRE(サイドFIREとも言う)に路線変更しました。
生きていれば価値観は変わるので、計画と行動に柔軟性を持たせましょう。
今の財務状況は?
現在の貯蓄や資産の総額を点検することも方向性を決める上で欠かせません。
すでに生活防衛資金を確保しているなら、すぐにでも投資を始められます。しかし、金利の高いカードローンなどでの借り入れがある場合、借金の完済が最優先です。
ところで、まだ生活防衛資金を確保していない場合、こちらの記事が役に立つでしょう。固定費を見直すことで爆発的に自由に使える現金が増える可能性があり、選択肢がグッと広がります。
収入と支出のバランスは?
収入と支出のバランスの見直しは、資産運用や経済的な安定のために欠かせないステップです。
収入と支出のバランスが悪ければ、高収入であっても資産は増やせません。一方、収入と支出のバランスが整っており、貯蓄率が高ければ平均的な年収の人でも高収入の人よりも効率よく資産を増やせます。
例えば、年収1,000万円でも貯金がまったくない「高所得貧乏」と呼ばれる世帯が存在します。
高所得貧乏、刺激的なワードね…。
こんな悲しいことが起きないように、収入と支出のバランスは定期的にチェックしておきましょう。
「いらない保険」に加入しているせいで、収入と支出のバランスが崩れている人は少なくありません。もしあなたが月に5,000円以上保険料を支払っているなら役に立たない保険に加入している恐れがあります。
本当に必要な保険について解説した記事を用意したので、「もしかして意味のない保険に加入してる?」と不安な人はチェックしてみてください。
「お金に人生を振り回されたくありません」の解決策はコレ【無料あり】
「お金に関する情報は多いけど、どれを選べばいいのかわからない」
こんな風に思ったことはありませんか?
書店に行けばお金に関する本は山程ありますし、YouTubeやSNSをチェックしてみると情報の洪水に飲み込まれそうになり、結局何もしないことを選んだ。一度はこういう経験があるのではないでしょうか。
ここでは実際に私が読んだり見たりして「もっと早くこの内容を知ってたらお金で苦労しなかったな」と感じた本などを紹介します。
- 貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください!
- サイコロジー・オブ・マネー
- ターミナル
お金に関する知識を手に入れると、生きるハードルがグッと下がるので、ぜひ参考にしてみてください。
貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください!
「本を読むのは大変。時間もないし、積読になってる…」
もし、あなたが勉強しようと思ったものの、そんな風に感じたことがあるなら、この本はあなたのためのものです。
この本では、学校でも会社でも誰も教えてくれない知らないと損するお金の話をマンガで学べます。
マンガなのでスラスラ読めます。内容も初心者向きなので読み終わる頃にはお金に対する漠然とした不安から解放されていることでしょう。専門用語を理解できなくて本を読むのを諦めてしまった人は、この本でリスタートしましょう。
ちなみに、AmazonのAudible無料体験聴き放題の対象です。無料期間中に聞いて解約すればお金は1円もかかりません。ノーリスクなのでぜひお試しください。
サイコロジー・オブ・マネー
「同じ仕事をしているのに、どうしてあの人はお金に困ってないんだろうか?」
こんなふうに同じ環境にいるのに、お金で困っていない人があなたの周りに少なくとも1人はいるのではないでしょうか?
この本では、なぜお金で困らない人がいる一方で、富を築けない「貧乏マインド」に支配されている人がいるのかが解き明かされます。
もしあなたが、
- どうすれば変化の激しい時代でもお金に困らないのか?
- 現状を打破するにはどうすればいいのか?
- お金持ちってどういう人なのか?
こう思ったことがあるなら、解決の糸口が見つかるでしょう。
全世界累計70万部、43カ国で刊行され、5段階評価中4.4の高評価の良書ですので、本質的な不変の富を築くマインドセットを手に入れたいなら必読と言っても過言ではありません。
ターミナル
「お金は増えたのに、幸福感は減った」という悲しいお金持ちは少なくありません。
お金に振り回されて、自分の価値観を見失うと幸福は遠ざかっていきます。
今の時代は変化が激しく、ついていくので精一杯になりがちです。SNSなどを見れば暗いニュースが飛び交い、「もっとがんばらないといけないのでは?」と不安になったことが一度はあるのではないでしょうか?
そうして「やりたいこと」を我慢して「やるべきこと」をこなすだけの味気ない毎日。
もし、こういう人生になりたくないのであれば、価値観をハッキリさせる必要があります。価値観はあなたを理想の人生に導く羅針盤です。
ターミナルはあなたの価値観を見つける糸口となるかもしれません。
ターミナルを無料視聴できる動画配信サービス(VOD)
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※本ページの情報は2023年7月時点のものです。最新の配信状況は、公式サイトでご確認ください。
まとめ 自分に合った投資商品を買ってお金に関する不安を小さくしよう!
増え続ける税金や社会保障費、インフレで上がる物価、減っていく実質賃金により「投資をしないと!」と思っているなら、まずは投資商品の種類を知りましょう。
世の中にはたくさんの投資商品があります。しかし、これから投資を始めようという人が知っておくべき投資商品は5つしかありません。
- 株式
- 債券
- コモディティ
- 不動産
- 預金
自分が買おうとしている投資商品の特徴を知っていないと、投資をしたのに逆にお金を失ってしまったり、よりあなたを不幸にしてしまう可能性が高くなります。
誰かにお金を取られたり、騙されて失うというわけではありません。
あなたに向いてない投資商品を選ぶことは、自分自身でお金を手放すことと同じです。まずは投資商品の種類と特徴を知り、あなたの投資の方向性とマッチするかを考えましょう!