お金を使わない生活は幸せ?【早く気づいて】


節約すればするほど、心まで貧しくなった気がするの…。

収入が増えても、なぜか満たされないニャ…。
本格的に資産形成を始めると、多くの人がこんな悩みを抱えます。私もそうでした。
支出を見直し、お金を稼ぐ力を鍛え、自由に使えるお金は増えたのに、なぜか心は満たされない。それどころか、「これが本当に自分が望んだ未来なのか?幸福ってなんだ?」と悶々とする日々。
実は、お金を使わなくても幸せを感じる生き方は、すぐそばにあります。このことに気づいたのは、資産が3000万円を超えたあたりでした。
お金に余裕ができて初めて、「お金を使わなくても幸せは感じられる」と知ったのは、なんとも皮肉です。
そこで今回はあなたがこんな悲しい体験をしないように、私が見つけた「お金を使わなくても幸せに暮らす5つの方法」を紹介します。
もしあなたが、「お金がないと幸せになれない」と思い込んでいたなら、この先に書かれた内容が、人生を変えるきっかけになるかもしれません。
お金に振り回されず、自分らしい幸せを手に入れるヒントが、きっと見つかります。
お金を使わなくても幸せに暮らす5つの方法

私が見つけた「お金を使わなくても幸せに暮らす5つの方法」は以下の5つです。
- 今自分が持っているものに感謝する
- 家族や友人と楽しく過ごす
- 自分のことばかり考えるのをやめて他の人のことをもっと考える
- お金がないと幸せになれないという考えを手放す
- 価値があると思える仕事を探す
順番に解説します。
方法1. 今自分が持っているものに感謝する
幸せは、外から「買ってくる」ものではなく、すでに持っているものに「気づく」ことから始まります。
人は「もっと欲しい」という欲求を抱えると、足りないものばかりに意識が向きます。すると、今ある生活や人間関係、健康といった「すでに満たされていること」には目が向かなくなり、満足感がどんどん薄れていきます。
結果、「お金を使わないと幸せを感じられない」という思い込みに縛られてしまいます。

そうは言っても、すでに持ってるものって何?

すごく沢山ありますよ!
たとえば、私が「すでに持ってる」と感じるのは、こんなことです。
- 雨風しのげる家で眠れること
- 安心して話せる家族や友人がいること
- 体が動くこと
どれも当たり前のように感じるかもしれませんが、決して当たり前ではありません。
私の祖父母は戦争や様々な自然災害を経験しています。彼らの話を思い出すと、「衣食住で困ることのない生活」のありがたみに気づかされます。
また、カリフォルニア大学バークレー校の「Three Good Things(良かったことを3つ書き出す)」は、1週間の実践で幸福感の向上、うつ症状やストレスの低下が報告されています。
お金をかけずに幸せになる第一歩は、今の暮らしの中にある「ありがたさ」を見つけること。
満たされない感情に流されそうなときこそ、立ち止まって「足るを知る」ことが、心の豊かさにつながります。
また欠乏感や恐怖心を煽るニュースを見ないのも効果的です。ニュースはゴミです。
脳のリソースのムダ使いです。ニュースを見ないと、どれだけあなたの人生が整うのかを解説した記事も用意しました。1日10分以上はニュースをチェックしている人はぜひ見てみてください。
方法2. 家族や友人と楽しく過ごす
お金を使わなくても、家族や友人と過ごす時間こそが、心を満たしてくれます。
人は「誰かとのつながり」を感じているときに、最も深い幸福を味わえると言われています。高価な買い物よりも、大切な人との会話や思い出のほうが、長く心に残るものです。
余談ですが、孤独は健康リスクを高めるという研究結果もあります。

「絆」が私たちに与える影響って大きいんだ!

ハーバード成人発達研究によると、「良い人間関係」が幸福への近道だそうです!
たとえば、私はこんな時間の過ごし方をすると充実感に満たされます。
- アニメの話で盛り上がる
- 家族でご飯を食べる
- スポーツをして汗を流す
どれも、お金はほとんどかかりません。にもかかわらず感じる幸福度はかなり高いです。
一度胸に手を当てて、こう問いかけてみてください。
「今までで本当に楽しかったことは?」
きっと、「お金がないとできないこと」は意外と少ないことに驚くはずです。
支出を増やすより、人とのつながりを育むことが幸福への近道です。家族や友人との小さな時間を、大切にしてみてください。
とはいえ、私も昔は「なんて愚かだったんだ…」と自分でもがっかりするくらい頭の悪いお金の使い方をしていました。黒歴史です。
完全に時間とお金のムダでした。
当時のことを振り返った記事もあるので、興味のある人は御覧ください。
方法3. 自分のことばかり考えるのをやめて他の人のことをもっと考える
お金を使わなくても幸せを感じたいなら、「誰かのために役立つこと」を意識してみてください。
人は自分のためだけに生きていると、どこかでむなしさを感じます。誰かの役に立つことは、感謝される喜びを通じて、自分の存在価値を感じさせてくれます。
それが、何より深い幸福感につながります。
ある日、もうすぐ子どもが生まれる友人に、出産と育児でもらえる公的なお金について詳しく教えてあげたことがありました。
- 育児休業給付金
- 出産育児一時金
- 出産手当金
このような知らないと損をする制度をいくつか伝えたところ、「こんなに助かる話、知らなかったよ!」と本気で感謝されました。
その笑顔を見たとき、自分が学んできた知識が誰かの不安を和らげる力になるんだと実感し、心の底からうれしかったのを覚えています。
自分の知識や経験を誰かのために使うと、想像以上の幸せが返ってきます。「人のため」を意識することは、心を豊かにする近道かもしれません。
ただし、自己犠牲になってはいけないので気をつけましょう。

無理のない範囲でいいんだ!

ほんの小さな親切でも十分です!
子育ては人生の一大イベントです。もらえるお金をもらっておかないのは損です。
詳しくまとめた記事もあるので、これから子育てをする予定がある人や興味のある人はサッと眺めておいてください。
方法4. お金がないと幸せになれないという考えを手放す
「お金がないと幸せになれない」という思い込みを手放すことで、人生はもっと自由で軽やかになります。
お金は確かに生活に必要ですが、「幸福の絶対条件」ではありません。むしろ「お金がなければ幸せになれない」と信じ込むことで、日常の小さな幸せに気づけず、常に不安や焦りに追われてしまいます。
これは心理的にもストレスの元になりやすく、満たされることのない渇望を生み出す原因になります。
私にも資産形成に熱中していた時期に、「もっとお金があれば」「これでは足りない」と考え続けていた時期がありました。でも、いくつかの体験が、私の考えが間違っていることを気づかせてくれました。
- コーヒーを飲んでホッとする
- 散歩中に小さな花を見つけて癒やされる
- 美しい夕焼けをボーっと眺める
こんな瞬間は、ほとんどお金がかかっていないのに、確かに幸せだなと。
お金を得ることでしか満たされないと思い込んでいた頃には、見逃していた感情でした。
幸せは「手に入れるもの」ではなく、「気づくもの」。
お金があってもなくても、心が満たされる瞬間は意外とすぐそばにあります。まずはその事実を受け入れることが、人生の自由度を一気に高めてくれます。
方法5. 価値があると思える仕事を探す
「この仕事は意味がある」と思えると、お金にとらわれない生き方ができるようになります。
人は「人の役に立っている」と感じた瞬間に、やりがいや幸福感を強く感じるからです。どれだけ高収入でも、自分の仕事が誰のためになっているかわからないと、満たされない気持ちは残ったままです。
以前、「初心者向けお金の勉強会」をボランティアで開催したことがあります。
税金の仕組みやNISAについて、誰でもわかるように噛み砕いて話すと、参加者のひとりが帰り際に「これまで誰にも聞けなかったことがやっとわかった。将来が少し明るく感じられる」と言ってくれました。
その言葉を聞いた瞬間、「これだ」と思いました。収入では得られない深い充実感でした。
自分にとって価値があると感じられる仕事は、他人の人生をほんの少しでも良くする仕事です。その価値を感じられたとき、収入の多寡に関係なく、自信と満足感を持って日々を送れるようになります。
とはいえ、そういう仕事を見つけるのは簡単ではありません。しかし、探し続けなければ出会えません。

サクッと見つける方法ってないの?

そういう甘い考えの人から悪い大人にお金と時間をだまし取られるんですよ…。
「そんなの自分には無理…」と感じているなら、こちらの記事を読んでみてください。きっとあなたの役に立ちます。
まとめ お金を使わなくても、人生は豊かになる!【視点を変えてみよう】
「お金を使わない=つまらない生活」ではありません。視点を変えれば、日常の中に幸せを見つけることはできます。
本記事で紹介した、お金を使わずに幸せに暮らす方法は以下の5つです。
- 今自分が持っているものに感謝する
- 家族や友人と楽しく過ごす
- 自分のことばかり考えるのをやめて他の人のことをもっと考える
- お金がないと幸せになれないという考えを手放す
- 価値があると思える仕事を探す
どれも、特別なお金もスキルもいりません。ただ、自分の意識と行動を少し変えるだけ。
「もっと使わないと幸せになれない」と思い込んでいた自分から、そろそろ卒業してみませんか?
まずは今日、身近な誰かに「ありがとう」と言ってみることから始めてみましょう。きっと、今まで気づかなかった“心の満足”が見えてくるはずです。
ところで、「じゃあ、何にお金を使っているの?」と質問されることがほとんどです。
私の場合は、「働いてもいいし、働かなくてもいい自由」が欲しいので、資産を買うようにしています。資産は私にお金を運んでくるので、年々働く時間は減っています。
具体的に買っているものをまとめた記事もあるので、「いつまでも働くのはちょっと…」という人は見てみてください。
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