やめたら今すぐ得する!悪いお金の使い方4選【本当の話】
固定費を見直して家計が楽!
高級ブランドのバッグを買っちゃおうかな〜。
ちょっと待ってください!
本当に欲しいんですか?
固定費を見直してお金に余裕が出てくると、せっかく貯めたお金を浪費してしまう人は少なくありません。
浪費は資産形成の大敵と思われがちですが、良いお金の使い方であれば人生を豊かにしてくれます。
しかし、悪いお金の使い方だった場合は、幸福度は増えず資産が減るだけという悲しい結果に終わります。
そこで今回は、貯金0円の超浪費家だった私が資産を1,000万円以上増やした3年間で見つけた悪いお金の使い方について解説します。
この記事を読んで手に入る知識
- 悪いお金の使い方【実例あり】
- 良いお金の使い方と悪いお金の使い方の違い
- 悪いお金の使い方を直す方法
この記事を読めば、「どうしてこんな買い物をしたんだろう…」という自己嫌悪や罪悪感などのネガティブな感情に苦しめられるリスクを減らせます。
さらに、なりたい自分や理想のライフスタイルの実現のためにお金を使えるようになるでしょう。
ぜひ最後までお読みください!
私がやってしまった悪いお金の使い方4選【事例あり】
これまで散財を繰り返してきた私が発見した悪いお金の使い方は次の4つです。
悪いお金の使い方4選
- ステータスのために使う
- マウントするために使う
- 安いから買う
- ひたすら貯め込む
せっかく一生懸命働いて稼いだお金を使っても、虚しさしか残りませんでした。
あなたには、こんな悲しいお金の使い方をしてほしくないのでぜひ反面教師として活用してください。
では、順番に解説します。
ステータスのために使う
悪いお金の使い方の1つ目は「ステータスのために使う」です。
「SNSなどで見かけるキラキラした人のようになりたい!」と思っていた時期があったので、自分を高めるべくこんなものを買っていました。
ステータスのために買ったもの
- 高級腕時計
- 高級革靴
- オーダーメイドスーツ
要するに、他人から見てわかりやすい成功を追いかけていたわけです。成功している人と同じものを手に入れれば、彼らの仲間入りができると勘違いしていたとも言えます。
本当に高級腕時計が好きなら良かったのですが、私自身は「この時計は重たいし、傷ついたら嫌だからビクビクするし、時間を見るだけならスマホでいいやん!」と思っていました…。
最終的には売ったり、人にあげました。
今となっては外的な目標を追いかけても幸福にはなれないことを学べた良い経験です。
ちなみに今ではリバウンドしたかのようにミニマリスト路線を突き進んでいます。お金の心配をせず自由に生活する方が性に合っていると気づいたためです。
マウントするために使う
悪いお金の使い方の2つ目は「マウントするために使う」です。
具体的には次の2つです。
- 恩に着せるためにプレゼントする
- 意味もないのに食事をおごる
日頃の感謝を伝えるためにお金を使うのではなく、「自分はお前よりも偉いんだぞ!」と言わんばかりにお金を使っていたわけです。これで良好な人間関係を築けるわけがありません。
良かれと思っていたのに結果は散々でした。
- 「せっかくプレゼントしたのに使ってない!」と不機嫌になる…
- 相手も欲しくもないものをもらって対応に困る…
- クレクレ君みたいな人がどこからともなく近寄ってくる…
誰も幸せにならないどころか、絶対に近寄ってきてほしくない人を呼び寄せる始末。
反動で人にお金を使うことは控えて、ちょっとしたことで感謝したり、長所を褒めたりするように。その方が感謝してもらえそうだなという下心があったことは否定しませんが、人間関係はかなり良くなり生きるのが楽になりました。
この経験のおかげで、良い人間関係はちょっとした心づくしを怠らないことから育っていくことを学びました。
豪華なプレゼントをもらうより、記念日を覚えてくれてるほうが嬉しかったりするわ!
安いから買う
悪いお金の使い方の3つ目は「安いから買う」です。
これは買いたいものを買っているのではなく、買えるものを買っており、資産形成の必敗パターンと言えるでしょう。
どちらも同じように見えるかもしれませんが、実は全然違います。
- 買いたいものを買う人
→支払った金額で手に入る価値を気にする - 買えるものを買う人
→支払う価格を気にしている
価値を気にして買い物をする習慣がなければ、投資のビッグチャンスを逃しかねません。
これは本当の話ですが、私はコロナショックの大暴落時に破格の値段で”ある商品”を買いました。価値を考えるとどう考えても安すぎると思ったからです。その結果、資産は飛躍的に増えました。
詳しく解説した記事を紹介しておくので気になる人はチェックしてみてください。
とはいえ、「半額」とか「セール中」という表示を見かけると欲しくなるかと思います。
値段や価格に振り回されないために、私は自分にこのような質問をして衝動買いを防いでいます。
「この商品を買うために残業をしたり、休日を潰してまで働こうとするだろうか?」
- 買いたい!
→価値を感じているから買う - 買いたくない…
→価値を感じていないから買わない
小判のセールは嬉しくニャいけど
お魚のセールなら迷わニャイ!
うん、まぁそういうことよね…。
ひたすら貯め込む
悪いお金の使い方の4つ目は「ひたすら貯め込む」です。
なぜなら現金はインフレに弱く、時間が経過するほど価値が損なわれていく傾向にあるためです。最近は「値上げ」がトレンドになっているので現金の弱さを実感している人も多いでしょう。
これは長らく日本がデフレだったことも影響しています。
少し古い資料ですが、内閣府の平成15年度版 年次経済財政報告書 第2節 デフレの原因と克服への課題によると、日本は1990年代半ばからデフレでした。デフレでは現金の価値が相対的に高く貯金、つまりお金を貯め込むことに意味があります。
時代が変わればルールも変わるので、柔軟に対応できるように現預金はほどほどにしておきましょう。
生活防衛資金を確保したら、
インフレに強い株式などの資産を買い自衛しましょう!
悪いお金の使い方と良いお金の使い方の決定的な違い
悪いお金の使い方と良いお金の使い方の決定的な違いは、ズバリ価値観ベースでお金を使っているかどうか?です。
- 悪いお金の使い方をする人
→価格ベースで考える - 良いお金の使い方をする人
→価値観ベースで考える
価格ベースは先ほども解説しましたが、「安いから買う!」という風に価格を基準に考えることです。「値引き」「セール中」という言葉に弱い人は、価格ベースで考えていると言えるでしょう。
一方、価値観ベースで考える人は自分が価値があると思うものにはお金を惜しまない傾向にあります。
例えば、私の場合は集中力を上げてくれたり、自由な時間を増やしてくれる可能性のある物はテストしまくります。
最近私が買った物
- オリンピックの強化選手が使うステッパー
- M2チップ搭載のMacBook Pro
- 40% CBDオイル 30ml
- 本 (10冊ほど)※ほぼ毎月
ご覧の通り、かなり偏った買い物です。
逆に衣服など個人的に興味がないジャンルはファストファッションなどでコスパを重視しています。つまり、価格ベースです。
他人から見ると「そんなの買って意味あるの?」と言われても、「誰がなんと言おうと自分が好きだからいい!」と答えられるのであれば価値観ベースで考えていると言えるでしょう。
逆に、自信を持って答えられないのなら、一度自分の価値観を見直してみるタイミングかも知れません。
インスタとか見ちゃうと
つい欲しくなっちゃうの…。
上っ面だけ追いかけても
その人には近づけませんよ!
悪いお金の使い方を直す最善の方法
価格に振り回されて、欲しくもない物を買うことほど悲しいことはありません。
なぜなら、これはお金を使っているのではなく、使わされているからです。お金を使わされている間は主導権をお金に奪われているので資産形成が思ったように進みません。
このネガティブな状況から脱出するには、お金を使った後にあなたがどれくらい満足したかを振り返るのが効果的です。
学校の勉強で言えば、復習のようなものです。自分のお金の使い方を満足度に照らし合わせて採点していきます。
例えば、私はこうやって自分のお金の使い方を振り返っていました。
- すべての支払を1枚のクレジットカードにまとめる
- クレジットカード会社から明細が届いたらすべてチェックする
- 満足度の低い支出と高い支出のパターンを見つける
- 満足度の低い支出は翌月から減らす
当時は家計簿をつけるという発想がなかったので、かなりアナログな方法で面倒くさかったのを覚えています。面倒くさいと続けにくいので、これから始める人は家計簿をつけるのがおすすめです。
良い家計簿に共通する5つのポイントについて解説した記事を用意したので、「家計簿ってどうやってつければいいの?」と心配な人はチェックしてみてください。
使った後に振り返るっていう発想はなかった!
お金の使い方も技術ですから
復習すれば上達しますよ!
最小限の失敗で良いお金の使い方を身につける秘訣
繰り返しになりますが、良いお金の使い方を効率的に身につける秘訣は、使ったお金で感じた満足度を振り返ってみることです。
とはいえ、振り返ってみれば良いと言われても、「いくらくらい使えばいいの?」と疑問を抱く人もいるでしょう。
ポイントは、予算を決めてしまうことです。
例えば、私は複数の銀行口座を持っており、それぞれに目的を割り振っています。その中の一つに「遊び口座」と呼んでいる銀行口座があります。
良いお金の使い方を学べる
遊び口座のルール
- 収入の5%を毎月積み立てる
- テンションが上がりそうなことなら何に使ってもOK
もし満足度が低いお金の使い方をしてしまっても、傷口が浅いのが特徴です。自分の価値観を知るための勉強代とも言えます。
私たちが触れる情報量は日増しに増えています。良い情報だけなら嬉しいのですが、ジャンクな情報も増え、自分にとって必要なものや価値あるものがわからなくなってしまいがちなのがネックです。
そこで自分の価値観を明確にする「遊び口座」を使って他人の価値観や企業の戦略に振り回されないようにしましょう。
銀行口座の使い分けについてはこちらの記事で詳しく解説しています。効率よく着実に資産を増やしたい人はチェックしてみてください。
お金を使うセンスを磨ける本と映画【無料あり】
悪いお金の使い方から抜け出して良いお金の使い方を身につけるためには、気合と根性に頼るのではなく知識をフル活用しましょう。
私たちは知っていることしか選べません。知識の幅が人生の幅と言っても過言ではないでしょう。
ここでは、あなたの眠っている可能性を引き出すのに役立つ書籍と映画を紹介します。
- エッセンシャル思考
- 年収90万円で東京ハッピーライフ
- フォレスト・ガンプ/一期一会
順番に解説します。
エッセンシャル思考
エッセンシャル思考は人生を振り返って、こう思いがちな人におすすめです。
- 若いころからお金を有効に使えば良かった…
- 気づいたら今月もカツカツ、貯金できる気がしない…
- 本当に重要なことにお金を使っていれば今ごろ楽しかったのに…
優先順位の付け方を間違えてしまうと、このような反省をすることが増えるかと思います。優先順位を決めるものは、自分の価値観です。
価値観をベースに優先順位に対する見方を変えれば、自然と悪いお金の使い方は消えていきます。自分にとって価値のない無駄なことにお金と時間を奪われたくない人はぜひチェックしてみてください。
年収90万円で東京ハッピーライフ
おすすめなのは極端な価値観の持ち主の本を読むことです。尖りに尖った価値観に触れることで、自分の価値観の幅がハッキリします。
年収90万円で東京ハッピーライフは、タイトル通り年収90万円で東京で暮らす大原扁理さんの日々や価値観を綴ったエッセイです。年収90万円だと貧しいという印象を抱くかもしれませんが、描かれる日々は実に楽しそうで心の豊かさを感じさせてくれます。
フォレスト・ガンプ/一期一会
自分の価値観を知る時に重要なのは、正しい価値観を自分の外に見つけようとすることではなく、正しい問いかけを自分にすることです。
フォレスト・ガンプ/一期一会は自分の価値観に従って素直に生きる男の物語です。
「他人の都合に合わせて生きてきて、妥協と後悔ばかりだ」と少しでも感じる人はこの映画で心の洗濯をして、「自分は何が好きで、何が嫌なんだろう?」と一度自分に問いかけてみてください。
自分の価値観を知るためには、他者の価値観を知ることも役に立ちます。他者の価値観を知ることで、「自分はそこまでは求めてないかな」などと気づくことができるためです。
フォレスト・ガンプ/一期一会を無料視聴できる動画配信サービス(VOD)
- U-NEXT
- Amazon prime video
- Hulu
※本ページの情報は2023年4月時点のものです。最新の配信状況は、公式サイトでご確認ください。
まとめ お金の使い方を変えれば人生が変わる!まずは悪いお金の使い方をやめよう!
大きな固定費や細かい支出を見直したら、お金の使い方に気をつけましょう。
生活に余裕が出てくると、「このくらいなら使ってもいいだろう!」と油断して本当は欲しくもないものを買ってしまう人は珍しくありません。これは悪いお金の使い方で、幸福度は増えず資産が減るだけです。
一生懸命ダイエットして理想の体型に近づいてきたのに、どか食いをしてリバウンドしてしまうようなものです。
価値観ベースでお金を使うようにすると本当に欲しいものは意外と少ないことに驚きます。ぜひこの機会に自分の価値観を見つめ直してメリハリのあるお金の使い方を身に着けてください。
最後に良いお金の使い方について解説した記事も紹介しておきます。「どうやってお金を使うのが正しいのかわからない…」とお悩みの人はぜひチェックしてみてください。