転職エージェントの報酬の仕組みを解説|無料の理由と登録前に知っておきたい6つの落とし穴
年収の3割の報酬を支払ってまで企業が転職エージェントを使う理由とは?

求人広告ではなく、数百万円以上の報酬を支払ってでも転職エージェントを利用するのには明確な理由があります。
1つずつ解説していきます。
理由①:入社後のミスマッチを防止し長期的に働いてもらう
企業の採用担当者は、転職エージェントに数百万円の費用を払ってでも「長く働いてくれる人材を採用したい」と考えています。
というのも、求人広告で採用するとミスマッチによる早期退職が起きやすく、必要以上の採用コスト・教育コストが膨らむからです。
ちなみに、転職エージェントと求人広告の違いを以下の表にまとめました。
| 比較項目 | 転職エージェント | 採用広告 |
|---|---|---|
| 利用料金 | 完全無料 | 完全無料 |
| 求人の探し方 | エージェントが希望条件に沿った求人を紹介 | 自分で掲載されている求人から探す |
| 求人の種類 | 非公開求人あり | 公開求人のみ |
| サポート | 書類対策や面接対策・条件交渉など | なし |
早期退職が起きると、採用活動の時間と労力だけでなく入社後の教育コストが発生するため、「返金規定」により報酬の一部が戻ってくるとは言え数百万円以上の費用が再度発生します。
転職エージェントという外部の目を通すことで、企業と転職希望者をマッチングさせて早期退職のリスクを防止することができます。
理由②:潜在層の採用を視野に自社で活躍できる人材を募集
企業が転職エージェントを使うことで、求人サイトからは応募されない転職潜在層へのアプローチができます。
現職でバリバリ活躍している人は、「今よりいい条件なら転職活動してもいいかも」と今すぐ転職する必要性を感じておらず、ほとんど求人サイトを見ていません。
一方で転職エージェントに登録して好条件のオファーがあれば応募するという人がほとんどです。
採用企業側からすれば、
- 求人広告では出会えない人材を採用できるチャンス
- 成功報酬が発生するのは採用後でリスクが低い
今後会社を発展させる人材を採用するために、年収の3割を支払う価値は十分あると考えています。
理由③:採用担当者の日程調整や条件交渉の負荷軽減
転職エージェントを利用する理由の一つに、採用担当者の負荷軽減があります。
本来であれば採用担当者が行うべき面接の日程調整や条件交渉を転職エージェントが代行してくれるからです。
転職エージェントを使わない場合、採用担当者は
- 書類選考
- 面接日程の調整
- 転職希望者とのやり取り
- 入社後の条件交渉
これらを転職希望者ごとにやり取りをする必要があり、膨大なタスクと数十時間の業務が発生します。
一方で、転職エージェントを利用すると、採用担当者の一部業務を代行してくれるだけでなく、連絡先の集約が可能です。
転職希望者側も、充実したサービスを受けられるため、転職成功率を高めスムーズに進められるため、双方にメリットがあります。
採用業務のアウトソーシング費用として年収の3割を支払う企業も少なくありません。だからこそ、あなたも、日程調整や書類・面接対策などエージェントを使うことをためらう必要はありません。
理由④:競合や社内に知られずに採用活動する
新規部門の立ち上げや企業の経営戦略に関わる重要ポストの人材を採用をする際に、転職エージェントが利用されるケースもあります。
こういったケースは、競合他社だけでなく自社の社員にも知られたくないという会社の意図があるからです。
求人サイトに「〇〇部門の責任者募集」や「新規事業のリーダー候補募集」と大々的に掲載してしまうと、以下のデメリットが生じる可能性があります。
- 自社の戦略が競合に知られてしまう
- 重要人物の交代となると社内が動揺する
- 社員のパフォーマンスが低下する
こういったリスクのある採用は、社内外問わずバレたくないので公開求人として紹介されます。
転職希望者としては、転職エージェントを利用するとライバルが少ない・求人サイトでは見つからない好待遇なお宝求人を見つけられる可能性があるということです。








