誰も教えてくれない価値ある5つのお金の使い方【実体験】

大きな固定費と小さな支出を見直すと、貯金額はグングン増えていきます。

最初は増えていく預金残高を確認するだけで「こんなにも自由に使えるお金がある！」とウキウキします。

ところが、いざ使おうとすると抵抗を覚える人は少なくありません。

せっかく貯めたお金を手放してしまうのが怖いからです。

そこで今回は以下のことをお伝えします。

この記事を読めば、お金を貯めることだけに執着してしまうという間違いを犯す確率を下げ、お金を上手に使う豊かな人生を歩むヒントが手に入ります。

記事の最後にはお金に強くなるために役立つ書籍や映画なども紹介しています。ぜひ最後までお読みください！

ちなみに「いやいや、まだ貯金できてないんです…」という人は、まずはこちらの記事をご覧ください。

貯金で手に入るのは安全！幸福は手に入らない

自由に使えるお金が増えるほど、幸福度は高まりそうですよね？

確かに生活の満足度を下げることなく支出を減らすと生活は楽になります。

しかし、いくら貯めても不安は消えません。なぜなら手に入るのは破綻しにくい家計という一種の安全装置であり、安心ではないからです。

安心と安全の違いを理解しておかないと、お金に振り回されてしまうので注意しましょう。

思い浮かべてみてください。

あなたには二人の友人、AさんとBさんがいます。

二人はとても良く似ています。二人とも同じ大学を出て、成績も同じくらい。二人とも結婚していて、同じ会社で働いています。成果の同じくらいです。ただ一つだけ違いがあります。

その違いとは、貯金額です。

不幸なことに二人が働いている会社が倒産してしまいました。当たり前のように振り込まれていた給与はもう振り込まれません…。

さて、どちらが安全でしょうか？
答えは明らかではないでしょうか？

言うまでもなくAさんです。なぜならAさんは12ヶ月もの間何もしなくても生活できます。一方Bさんはたった3ヶ月以内に次の仕事を見つけなくてはいけません。ハードですよね。

ただし、どちらも不安は抱えているはずです。
ただ不安の規模感が違うだけです。

闇雲に貯金額を増やそうとするのはゴールのないマラソンを走るようなもの。どこかで力尽きてしまうでしょう。

とはいえ、ある程度の貯蓄、つまり生活防衛資金は必要です。生活防衛資金についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

※生活防衛資金の記事を書いて後日内部リンク

価値ある5つのお金の使い方

お金を使うときには価格ではなく、価値で判断することが大切です。自分にとって価値があると感じることにお金を使うと人生の満足度はグーンと上がるからです。

一方、価格を気にしてばかりだとお金を使うことに罪悪感を覚えてしまいお金に人生の主導権を握られてしまいます。

とはいえ、何に価値を見出すかは千差万別。正解はありません。

私の経験では、次の使い道が非常に満足度が高かったので参考にしてみてください。

順番に解説します。

健康

いくらお金があっても、健康でなければ楽しめません。

最新の医療設備が整った病院に入院するためにお金を使いたいと思いませんよね？そんなことになれば「一体自分の人生は何のためにあったんだ…」と後悔するはずです。

アメリカの有名な哲学者ラルフ・ウォルド・エマーソンは健康について次のように行っています。

健康は第一の富である

私たちの心と体は機械のように壊れたら部品を交換して修理することはできません。大切に扱いましょう。

高級なサプリメントや医薬品にお金をかけようと言っているわけではありません。

お金のために睡眠の質や量を犠牲にしたり、栄養バランスの悪い食生活を送ったりして健康を犠牲にしてしまう人は少なくありません。

一時的な無理は耐えられますが、慢性的となると話は別です。

教育

質問です。次の中で価値が一番高いものはどれでしょうか？

正解は、あなた自身です。

金融資産などを過大評価し、人的資本を過小評価している人は少なくありません。

もちろん寝ている間もお金を稼いでくれる不動産などは魅力的です。しかし、不動産投資は本質的には不動産経営です。

知識と経験に裏付けられた技術がなければ期待したリターンを得るのは難しいでしょう。これは不動産に限った話ではありません。

時間

お金を使って時間を買うのは人生で最も価値のある行動のひとつです。

なぜなら、私たちが本当の意味で持っているのは時間だけだからです。

自由に使える時間が多いほど、選択肢は広がります。とはいえ、1日は24時間しかありません。努力してもどうにもなりませんよね？

いいえ、勘違いです。

時間を増やすことはできませんが、時間を買える道具やサービスは珍しくありません。

どれもあなたが自由に使える時間を増やしてくれます。

贅沢

お金を貯めることにばかり気を取られて、人生を豊かにしてくれる贅沢を「やってはいけないこと」のように考えてしまう人は少なくありません。

でも、一度よく考えてみてください。

贅沢をしなければ金銭的には潤いますが、人生はドライで味気ないものになるとは思いませんか？

適度な贅沢はモチベーションを上げてくれますし、思い出という長く楽しめる心の資産にもなります。

身を滅ぼす過度な贅沢に気をつけましょう。

※悪いお金の使い方というテーマで記事を書いてブログカード入れる

人間関係

人間関係を良好にするお金の使い方もおすすめです。

なぜなら、幸福の源泉は人間関係だからです。良い人間関係なくして、幸福なしと言っても過言ではありません。

例えば、次の二人の人生を送れるとしたら、あなたはどちらを選びますか？

ちょっと極端な例ですが、家計が破綻しないのであればBさんの人生の方が豊かだと感じる人が多いと思うのですが、どうでしょうか？

お金の知識があれば破綻しにくい家計を作るのは難しくありません。本当に難しいのは豊かな人生を送ることです。

自分のためのお金を確保したら、人のためにも使ってみましょう。

たくさん使えば良いというわけではなく、気持ちがこもっていれば相手は喜んでくれます。

良いお金の使い方を学べるおすすめ書籍と映画【無料あり】

良いお金の使い方そのものは人によって異なりますが、実は方向性は似ています。

方向性が間違っていなければ、使ったお金が死に金になるという悲劇は起こりにくくなります。

ここでは、あなたのお金の使い方をチューニングしてくれるおすすめ書籍と映画を紹介します。

無料で読める書籍も一緒に紹介するので、ぜひ豊かな人生を送るための参考にしてみてください。

ひとつずつ紹介します。

お金の減らし方

これは、印税で15億円以上も稼いだ作家の森博嗣さんの本です。

面白いのは彼のお金の使い道です。

自分の価値観に素直なのが特徴です。

インフルエンサーや広告に踊らされて他人に見せるためにお金を捨ててしまっている人は少なくありません。

自分にとって本当に価値がある支出への理解が深まり、無理なく無駄な支出を削れるヒントが詰まっている良書です。

MIND OVER MONEY

「金は天下の回り物」なんて言葉もありますが、自分のところに回ってこないと感じたことはありませんか？

もしそう感じたのなら、あなたはお金を使っているのでなく、使わされているのかもしれません。

多くの人が知らないお金にまつわる人間心理を学んでお金に振り回されないようになりましょう。

ちなみに、この本はAmazonの聴く読書Audible聴き放題プランの対象です。「本を読みたいけど、活字がどうも苦手だし、時間もない」という人にもピッタリです。

無料期間中に利用して解約すればお金はかからないので、まだAudibleを利用したことがない人は活用してみてください。

最高の人生の見つけ方

この映画は余命6ヶ月の大富豪と自動車修理工が偶然同じ病室に入院しているところから物語が始まります。何の共通点もないような二人です。しかし、たった一つだけ共通点がありました。

それは、残りの人生でやりたいことがあることです。

私たちが働いてお金を稼ぐ本当の理由は、お金の向こう側にあるものを手に入れるためではないでしょうか？

しかし、いつしかお金を手に入れることが目的になっている人は少なくありません。これでは悲しいお金持ちです。

この映画は、多忙な毎日を送っているうちに忘れてしまった自分の価値観を思い出させてくれます。