1歳児の親が比較!こどもNISAとジュニアNISAの違い|親の新NISAで十分
違い①:非課税の運用期間が「最長5年」から「無期限」へ延長
こどもNISAでは無期限で非課税の運用ができるように改善されました。
ジュニアNISAは最長で5年間しか非課税の恩恵を受けられず、5年ごとにロールオーバー(非課税運用の期間を延長する手続き)という手続きが必要でした。
※制度撤廃により、手続きを行わなくても非課税のまま保有できるようになりました。
この手続きを漏らしてしまうと、運用益に対して約20%の税金が発生してしまいます。
しかし、こどもNISAでは複雑な手続きをせずにほったらかし運用でも、課税されず複利効果を得られるようになりました。お金を寝かせておくだけで、税金を取られずに雪だるま式に資産が増えていくのです。
仕事や家事・育児で忙しい親世代にとって、余計な手間をかけずに長期運用できるのは大きなメリットです。
違い②:引出し可能な年齢が18歳から12歳に緩和
ジュニアNISAでは、制度開始当初は子どもが18歳になるまで原則引き出しはできないという厳しい制限がありました。一方、こどもNISAでは、投資資金を12歳(3月31日時点で12歳になる年※小学校を卒業する年)から引出せます。
中学受験の費用や高校の入学金、部活動の遠征費など、10代前半でもまとまったお金が必要になる場面は多々あるので、嬉しい改善点です。
※制度が撤廃されたことでこの引き出し制限もなくなりました。
ただし、こどもNISAから資金を引き出すためには以下の要件を満たす必要があります。
- こどもが12歳以上である
- 用途が子どものためである
- 口座名義人の子どもの同意がある
こどもNISAになり引き出しできる年齢が緩和されたことで、幅広い用途で使えるようになりました。
違い③:投資枠が400万円から600万円へ拡大
こどもNISAでは生涯で投資できる金額が600万円に拡大されました。ジュニアNISAと比べると200万円増加しています。
あまり知られていませんが、文部科学省によると大学進学のための教育費は年々高騰しています。
そのため、ジュニアNISAの400万円の投資枠だけでは、不安な家庭も多かったのではないでしょうか。こどもNISAで非課税枠が増えたことで、高校・大学の教育資金を準備しやすくなりました。
ただし、年間の積立て上限は80万円から60万円に減少しているので注意してください。
ジュニアNISAに投資をしていた家庭の場合
- 月5万円(年60万円)まで:子どもの名義で「こどもNISA」を活用
- 月5万円を超える超過分:親自身の「新NISA枠」を併用して積み立てる
と複数の制度を組み合わせて利用するとよいでしょう。家計の状況に合わせて制度を利用することがおすすめです。
ただし、ジュニアNISAで貯めていた資産はこどもNISAに移管できない事を理解しておいてください。
違い④:投資対象は「つみたて投資枠の投資信託」に限定
こどもNISAの投資対象は「つみたて投資枠の投資信託」に限定されているので、初心者でも投資失敗のリスクを防止できます。
ジュニアNISAでは値動きの激しい個別株に投資できましたが、こどもNISAになって投資対象から外れたためです。
投資対象が限定されたと聞くと、選択肢が狭まったように感じますが、そもそも投資初心者は個別株に手を出すべきではありません。
社会人になりたてで投資知識の少ない私は、10万円ほど個別株へ投資をしていましたが、気づいたら1万円まで株価が下がっていました。
私のような失敗をしないためにも、金融庁が定めた厳しい基準をクリアした投資信託を購入するべきです。
- 購入時手数料がゼロ(ノーロード)
- 保有中の信託報酬(管理費用)が極めて低水準
- 長期の積立・分散投資に適している
ただし、投資信託ならどれを購入してもいいわけではありません。
おすすめの銘柄を知らずに投資をしていると、十分な運用益が出なかったり、損失が出てしまう可能性があるからです。
教育資金は使用する時期が決まっているため、リスクを抑えた投資信託への投資がおすすめです。具体的な5つの推奨銘柄は以下の詳細記事で解説しています
違い⑤:18歳になると新NISAへ自動移行
こどもNISAでは、子どもが成人した際に本人の口座に資産を移行させる手続きは必要ありません。
18歳になると、自動的に本人の新NISAへ資産が引き継がれるようになったからです。
子どもの教育資金として使いつつ、残った資産は社会人になった際のお祝いとしてプレゼントするのも一つの選択肢です。
ただし、単にお金を渡すだけでは子どものためにはなりません。急に大金を渡されても上手く使えないからです。
想像してみてください。
もしあなたが、大学入学と同時にこれまで扱ったこともないようなまとまったお金を「あなたのために用意しておいたよ」と言われて受け取っても困惑していたのではないでしょうか。
教育資金の準備と同じ、あるいはそれ以上に大事なのは毎日のコミュニケーションを通じての金融教育です。
- どうやって教育資金を準備したか
- 投資したお金が引き渡し時にどれくらい増えているか
- 口座資金の使い道
こどもNISAは、手間なくスムーズに資産を引き継げるだけでなく、親子で投資について話し合うきっかけになります。








