愛とお金どっちが大事?FPの私がたどり着いた3つの真実と後悔しない選び方
愛とお金どっちが大事かで迷う人が知るべき真実1. 男女の価値観は時代とともに変わっている
「愛とお金どっちが大事?」という悩みを解消するには、自分の価値観をアップデートすることが欠かせません。
国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、結婚相手に「経済力」を重視・考慮する男性は2021 年の時点で 48.2%にのぼります。
これは1992年の 26.7%から約2倍に増えており、親世代(現在の50〜60代)とは価値観が大きく変化していることがわかります。
つまり、今は男性もパートナーのお金に関してシビアに考えている時代なんです。
一方で女性も、相手の「家事・育児の能力や姿勢」を重視する割合が、1997 年の 43.6%から 2021 年の 70.2%に増えています。

この結果は、共働き世帯が当たり前になり、「ふたりで稼ぎ、ふたりで育てる」という価値観が広がっているためといえます。
もちろん個人差はありますが、この流れは今後も続いていくでしょう。
私自身も、以前は「男性が家計を支えるもの」という前提で相手を見ていました。
そのため、相手の収入ばかり気になり、「好き」という気持ちとお金の条件の間でずっと迷っていたんです。
ですが、今の価値観を知ってから、「ふたりで支える」という視点に変わり、相手の見方も大きく変わりました。
もし、
- 「やっぱり男性に養ってほしい」
- 「女性が稼ぐのは気が引ける」
- 「家事も育児も、私がやらなきゃ」
こうした思いがあるなら、それは本心ではなく、親世代から受け継いだ「古い価値観」の影響かもしれません。
相手が求めるものを理解し、客観的な視点を持つことが、後悔しない選択につながります。
愛とお金どっちが大事かで迷う人が知るべき真実2. 人生のフェーズで優先順位は変わる
愛とお金の優先順位は、個人の中でも一生同じではありません。
ライフステージによって、求める「愛のかたち」も「必要なお金」も変わるためです。
内閣府の世論調査でも、心の豊かさと物の豊かさのどちらを重視するかは年代によって異なることが示されています。
心の豊かさ=愛、物の豊かさ=お金としてまとめると、次のようになります。
ライフステージによる価値観の変化
- 10〜20代:愛を重視する人とお金を重視する人は同程度(愛5割:お金5割程度)
- 30〜40代:お金を重視する人が増える(愛4割:お金6割程度)
- 50代以降:愛を重視する人が増える(愛6割:お金4割程度)
これは、30〜40代は住宅購入や子育てなど支出が増えやすく、現実的にお金の重要性が高まるためでしょう。
一方で50代以降は、ある程度お金の目処が立ち、自分の時間や人とのつながりを大切にする人が増える傾向にあります。
私自身も、20代は貯金ゼロの浪費気味な生活をしていましたが、30代で出産をきっかけにお金と向き合わざるを得ませんでした。
ある日、消費の激しい子どものミルク代やおむつ代のレシートを見ながら、「これからもっとお金がかかるのに大丈夫かな」と不安でいっぱいになりました。
それまで気にしていなかった「お金」が、一気に現実として重くのしかかってきた瞬間でした。
このように、ライフステージによって価値観は大きく変わります。
あらかじめ「いつ・どれくらいお金が必要になるのか」を知っておけば、後悔の少ない選択がしやすくなるはずです。
たとえば、育児にどれくらいお金がかかるか知っていますか?
これを知るだけでも、自分にとってのお金の重要度がはっきりしてきます。詳しくはこちらで解説していますので、あわせて確認してみてください。
愛とお金どっちが大事かで迷う人が知るべき真実3. 必要なお金を多く見積もりすぎている人が多い
年収や貯金額について「〇〇万円以上ないと結婚できない」と考えていませんか。
実は、SNSや他者の価値観に影響され、必要なお金を実際より多く見積もってしまっている人は少なくありません。
しかし現実は、イメージほどハードルが高くないケースも多いものです。
たとえば、
- 結婚式の費用は、数十万円で抑えることもできる
- 結婚後は生活費を分担でき、独身時代より貯金しやすくなる
- 夫婦で協力すれば、貯蓄やNISAも効率よく進められる
こんなケースはよくあります。
私自身、「結婚はお金がかかるから、年収が重要だ」と考えていました。
ですが実際に生活してみると、無駄な支出を見直せるし、ふたりで支え合えば心強い。想像よりずっと現実的にやっていけると実感しました。
ひとりで抱えていたときとは、まるで違いました。
独身時代の貯金は、終わりの見えないトンネルをひたすら走り続けている感覚でしたが、夫婦で取り組むと「一緒に進んでいる」という心強さを感じたのを覚えています。
もちろん、結婚後の生活を考えてお金を重視することは大切です。
ただし、必要以上に高く見積もってしまうと、いつまでも決断できなくなる可能性があります。
「でもお金がないと不安…」と感じる方は、結婚にまつわるお金のリアルを解説したこちらをご覧ください。「なんとなく怖い」が消え、自分に合った選択ができるようになります。








