究極の節約?金持ちミニマリストと貧乏ミニマリストの特徴を解説!
固定費や細かい支出を見直したら、今まで無駄なものにお金を払いすぎてたことにビックリ…。思い切ってミニマリストになろうと思うの!
支出を見直すとリバウンドでミニマリストを目指す人は少なくありません。
しかし、全てのミニマリストがお金持ちではありません。それどころか、貧乏な人もいます…。
そこで今回は、貯金0の浪費家だった私がミニマリズムを学び、年200万円以上資産が増えるようになった経験を活かして次の2点を解説します。
- 金持ちミニマリストの特徴
- 貧乏ミニマリストの特徴
それぞれの特徴を理解すれば、貧乏ミニマリストを回避して、自由に使えるお金も時間もグングン増える金持ちミニマリストになる確率は上がります。
ぜひ最後までお読みください!
金持ちミニマリストの特徴
ミニマリストはミニマリズムという造語から生まれた言葉です。
ミニマリズム
- minimal(最小限)
- ism(主義)
要するに、必要最小限の物で生きるという考え方をする人たちのことです。
重要なのは、必要最小限に対する解釈です。解釈を間違えると、貧乏ミニマリスト一直線なので気をつけましょう。
金持ちミニマリストの必要最小限の解釈
- 自分にとって大切なものを最優先する
- 自分にとって大切でないものは排除する
自分にとって大切なものだけを残すだけ?超シンプルじゃん!
必要と不必要の境界線は自分の価値観です。簡単なようですが、価値観の迷路の中を歩いている人は少なくありません。
見出し価値観の迷路の中を歩いている人の特徴
- インフルエンサーを盲信している
- テレビやネットなどのメディアを盲信している
- 権威がある人や会社を盲信している
多かれ少なかれ影響されるのは仕方ありません。ただし、自分の価値観を置き去りにすると、世間や他人に振り回されることになります。
つまり、無駄なお金と時間を使い、後悔することになります。
インフルエンサーがオススメする商品を買って後悔したことあるわ…。
あなたの価値観に合わない物を買っても心は満たされません。一方、価値観に合う物を優先すると人生は一変します。
私の場合ですが、価値観に合う物を優先するようにすると、驚きの変化が…。
価値観を優先して訪れた変化
- 自由に使えるお金が増えた:
余計な物を買わないので、余計な支出が減った - 自由に使える時間が増えた:
余計な物を買うための労働から解放された - ストレスフリーになった:
部屋が散らからないので気持ちがいい - 他人と比べることがなくなった:
人は人、自分は自分と思えるようになった
人生であなたが使える時間、お金、エネルギーは有限です。価値観に合うものだけに集中しましょう。
貧乏ミニマリストの5つの特徴
金持ちミニマリストの本質は、世間の声に惑わされることなく、自分の価値観に素直になることです。シンプルですが、実行しようとすると思うようにいかず諦めてしまう人もいます。
まずは、貧乏ミニマリストの5つの特徴を避けることから始めてみましょう。
- 何でもかんでも捨てれば良いと思っている
- お金まで必要以上にミニマムにしようとする
- 働くことまで必要以上にミニマムにしようとする
- 自分の欲求にもフタをしてしまう
- 自分のためだけに行動する
「ダビデ像」の作者として知られるミケランジェロは次のように言っています。
「余分なものを取り除いていくことにより、彫像は完成していく」
あなたが豊かで自由な金持ちミニマリストを目指すなら、余分な貧乏ミニマリストの特徴を取り除くのが効率的であり、王道です。
特徴①:何でもかんでも捨てれば良いと思っている
貧乏ミニマリストの特徴の1つ目は「何でもかんでも捨てれば良いと思っている」です。
2010年、「断捨離」という言葉が流行語に選ばれました。流行を気にしていた当時の私は「ガンガン捨てる人が成功する!」と思い込み、片っ端から捨てていきました。
すると、部屋はまるで内見時の状態に。
「これで自分もお金持ちの仲間入りだ!豊かになるはずだ」と思ったものの、豊かさを感じられませんでした。
自分の価値観に合った物が何一つなかったからです。
お気に入りが何もない部屋にいる自分をイメージしてみてください。ストレスもないでしょうが、楽しみもありません。これでは、なんのために片付けたのか分かりません。
あなたは私の犯した過ちを繰り返さないようにしてください。
特徴②:お金まで必要以上にミニマムにしようとする
貧乏ミニマリストの特徴の2つ目は「お金まで必要以上にミニマムにしようとする」です。
「お金があるから、不要なものまで買い込んでしまい、物に支配されてしまうんだ」と思い、お金を諸悪の根源と感じ始めたら危険です。
繰り返しになりますが、金持ちミニマリストの本質を思い出しましょう。
金持ちミニマリストの本質
- 自分の価値観に合う物を優先する
- 自分の価値観に合わない物は排除する
捨てることは手段であり、目的ではありません。
厳しい現実ですが、私たちが暮らしている資本主義社会は「お金なくして自由なし」の世界です。
お金が全てではありませんが、お金があるからこそ受け取れる豊かさは確実にあります。
特徴③:働くことまで必要以上にミニマムにしようとする
貧乏ミニマリストの特徴の3つ目は「働くことまで必要以上にミニマムにしようとする」です。
取り憑かれたように断舎離していた当時の私は、自分の価値観に合わないものを買うための労働時間を無駄に感じ「働く時間を削れば、もっと別のことができるのに…」と思うようになりました。
そこで、試験的に1ヶ月間仕事を休んでみました。働くことをミニマムどころかゼロにしたわけです。最初の数日は小学生の夏休みのようでウキウキしていました。
しかし、1週間も過ぎると…。
「これでは貧乏ミニマリストまっしぐらだ!」と気づき愕然としました。なぜなら、自分という人的資本までミニマムになってしまうと気づいたからです。
人的資本とは
人的資本の定義は様々ですが、噛み砕くと、個人の持つ”お金を稼ぎ出す力”のことです。
- 知識
- 技術
- 能力
- 資質
働かないでいると、人的資本を磨く機会まで損なわれてしまいます。運動をしないと、筋肉が衰えていくのと同じです。
目まぐるしく状況が変化する現代では、人的資本の強化を怠ると取り残されるリスクが跳ね上がります。
ところで、もし働くことに疑問を持ったのなら、それは働き方が嫌なのかもしれません。
- 長い通勤時間
- 無駄な会議
- 改善されない作業工程
労働とは本来、人の役に立つことで気持ちのいいものです。納得できない労働環境などは見直すべきですが、労働そのものを敵視しないように気をつけましょう。
特徴④:自分の欲求にもフタをしてしまう
貧乏ミニマリストの特徴の4つ目は「自分の欲求にもフタをしてしまう」です。
とにかく部屋に物を増やさないためにも、前から欲しかったソファも我慢するわ。物が増えるのは悪!
心の底から欲しいと思うなら、買いましょう。不健全な我慢は人生の満足度を下げるだけです。
ミニマリストになると、お金は増えるようになります。使う機会が減るのですから、当然です。一方、人生という”限られた時間”は容赦なく減っていきます。
私は一時期、部屋に何もありませんでした。
ある日、エアコンの修理のために来た大家さんに「本当に暮らしてますか?」と驚かれて、ようやく気づきました。
お金だけ増えても、人生の質は向上しません。
お金は持っているだけでも精神安定剤のような役割も果たしますが、使ってこそ価値を発揮できるという側面からも目をそらさないようにしましょう。
自分の価値観に合ったお金の使い方は、人生を豊かにする大事な支出です。思い出や楽しみという長く味わえる無形資産を築くことも人生では欠かせません。
特徴⑤:自分のためだけに行動する
貧乏ミニマリストの特徴の5つ目は「自分のためだけに行動する」です。
ミニマリストを意識し始めると、次の2つが増えることを金持ちミニマリストの特徴で解説しました。
- お金
- 時間
大事なのは次の段階です。
つまり、取り戻した「人生の主導権」をどう使うかが問われます。
どういうこと?
かつての私は取り戻したお金と時間を再び奪われないように厳重に守りを固めていました。他人の価値観に振り回されて、時間とお金を浪費するのが怖かったからです。
気がつくと、他人に振り回されないために、一人ぼっちになっていました。
自由に使えるお金と時間が増えても、1人は寂しいね…。
大事なのは、バランスです。
人に流されて、自分を見失うと人生という大海原で漂流します。一方、自分の殻に閉じこもってしまうと、人との絆を深めることができず、自分の可能性にフタをしてしまいます。
そのことに気づいてからは、無理せず自分の力を人のために役立てるようにしました。
- お金に困っている人に固定費の見直し方を教える
- どの投資商品を買えばいいのか迷っている人にアドバイスする
- その人が直面している問題の解決になる本を紹介する
お金と時間は大事ですが、人との絆なくして、人生は楽しめません。極端な道は選ばないようにしましょう。
まとめ 自分の価値観を大切にする金持ちミニマリストを目指そう!
固定費や細かい支出の見直しに成功すると、勢いでミニマリストになろうとする人がいます。ダイエットがうまくいき始めると、極端な食生活に走りがちな人のように。私もその1人でした。
しかし、ミニマリストという言葉に流されてしまうと貧乏ミニマリスト一直線です。
なぜなら、人生の羅針盤である自分の価値観を無視しているからです。豊かな金持ちミニマリストは世間の声に惑わされず自分の価値観を優先します。
この機会に、一度自分の価値観を見直して人生の主導権を取り戻しましょう。