【高再現性】学校が教えてくれない節約に役立つ良い家計簿の5つのポイント【実証済み】
円安の影響で物価は上がるけど、給料は増えないから家計は苦しくなる一方!節約しなきゃとは思うけど、どうしていいかわからない!
ちゃんと家計簿はつけていますか?
家計簿は学校の通信簿のようなものです。
自分の得意科目や不得意科目を把握している人としていない人とでは、志望校に合格する確率はどちらが高いでしょうか?言うまでもなく、前者であることがわかるでしょう。
なぜなら、志望校に合格するために求められているレベルと今の自分の実力との距離感を正確に測ることができるため、どの科目をどの程度伸ばせば合格するのか戦略が立てやすいからです。
そこで今回は、働いても働いても貯金0円の状態からたったの3年ほどで資産を1,000万円ほど増やした私の資産形成の起爆剤となった良い家計簿の5つのポイントを紹介します。
「給料日前はいつもカツカツの状況から抜け出したい」
「今よりもっと給与を賢く使えるようになりたい」
と考えている方は、ぜひ最後まで記事をご覧ください!
多くの日本人が勘違いしている家計簿の目的
家計簿なんて簡単よ!お金の使い道をキレイにまとめればいいんでしょ!
意気込みは尊重しますが、それでは”使えない家計簿一直線”ですね。
なぜ家計簿をつけるのか?という前提が間違っていると「家計簿をつけた!」という達成感は手に入っても、肝心の目的からは遠のいてしまいます。
- 時間をかけたのに、資産が増えない
- 細かく項目を分けたのに、何をどう改善すればいいかわからない
- カラフルにして見やすくしたけど、問題点が見えてこない
学生時代、私の友人に、先生が黒板に書いた内容をものすごくキレイにまとめるA君がいました。マーカーや囲み枠で装飾されていて、とても見やすいノートです。「こんなキレイなノートを作れるんだから、きっと成績もすごいんだろうな」と思ったものです。
しかし、彼の成績は飛び抜けて良かったわけではありません。
一方、友人B君はノートの見た目は悪いものの、成績は非常に優秀でした。
なぜ、このような違いが生まれたのでしょうか?
彼らの違いを生んだのは、二人の目的意識です。
- A君の目的:キレイなノートを作る
- B君の目的:成績UPのためのノートを作る
目的と手段を履き違えちゃったのね…。
家計簿をつける目的は、あなたの家計を改善して資産が増えるようにすることだけです。
資産がグングン増える良い家計簿の5つのポイント
それでは、なぜ家計簿をつけるのか?という前提がわかったところで、良い家計簿の5つのポイントを理解しましょう。良い家計簿の5つのポイントは以下のとおりです。
良い家計簿の5つのポイント
- 目的がハッキリしている
- 抜け漏れがない
- モチベーションを上げてくれる
- 簡単に作れる
- 改善点を人に教えられる
この5つのポイントを押さえておけば、「家計を改善したいけど、何から始めればいいのかわからない」という状況に陥る確率をグッと減らせます。
資産形成の入口でつまづかないためにも、確実に押さえておきましょう。
ポイント①:目的がハッキリしている
資産がグングン増える良い家計簿のポイントの1つ目は、「目的がハッキリしている」です。
資産を増やすためでしょ。さっき教わったんだから。
では、どうして資産を増やしたいのですか?
答えに詰まるようでしたら、家計簿を活かすことはできません。ただの数字の羅列になるでしょう。
例えば、あなたが今晩家族の料理を作ることになったとしましょう。
「今日の晩ごはんは何がいい?」と質問して、「何でもいいよ」なんて答えが返ってきたら困りませんか?せめて、「和食がいいかな」など方向性が示されていれば、行動しやすいのではないでしょうか。
家計簿も同じです。
例えば、私が実際に家計管理を始めた時に掲げた目標は以下のとおり。
- 老後資金を無理なく確保して将来の不安を小さくする
- FIRE(経済的自立&早期退職)できるようにする
- 生活の満足度を下げることなく、毎月5万円貯められるようにする
「早く経済的に自由になりたい!」っていう目的意識が伝わってくるわね…。
ポイント②:抜け漏れがない
資産がグングン増える良い家計簿のポイントの2つ目は、「抜け漏れがない」です。
家計簿をつける目的がハッキリしていても、抜け漏れがあっては目的を達成することはできず、行き詰まるでしょう。
想像してみてください。
ダイエットをしているのに、食べている食品のカロリー計算がどんぶり勘定の人が理想の体重になれるでしょうか。できないとは断言できませんが、きちんと計算している人と比べると難易度は高めでしょう。
よくある抜け漏れのパターンは以下のとおりです。
- 現金で支払ったもの
- スマホ決済で支払ったもの
- 配偶者が支払ったもの
ポイント③:モチベーションを上げてくれる
資産がグングン増える良い家計簿のポイントの3つ目は、「モチベーションを上げてくれる」です。
目的がハッキリしていて、抜け漏れがない家計簿を見ていると、「来月もがんばろう!」と思えます。なぜなら、変化が数字となって現れるからです。
私の体験を紹介するので、自分に起こったことのように想像してみてください。
- 格安SIMにしたら、通信費が5,000円以上安くなった!
- 外食を減らして自炊を増やしたら、食費が30,000円も浮いた!
- 国内旅行に行く余裕もなかったけど、今年は3回も行けた!
- 生活費が10万円未満になったので、配当金で賄える可能性が見えてきた!
「来月もがんばろう!」と思いませんか?
数字で見えると変化が実感できて、やる気が出てくるわね!
人間は感情に大きく左右される生き物ですから。
ところで、あなたのモチベーションが持続する家計簿を作る秘訣は、嫌にならないことです。逆説的ですが、嫌になりさえしなければ続けられます。
ただし、方法は人それぞれです。
- 紙のノートに手書き
- スマホアプリ
- エクセルやスプレッドシート
家計簿は人に見せるものではないので、あなたがやりやすい方法を選びましょう。
ポイント④:簡単に作れる
資産がグングン増える良い家計簿のポイントの4つ目は、「簡単に作れる」です。
簡単に作れない家計簿では、習慣にならないので、プロセスはシンプルにしておきましょう。
とはいえ、どうすればサクッと家計簿ができあがるのか困る人も多いでしょう。そこで、おすすめなのが家計簿アプリです。
口座などと連携すれば、自動的に家計簿ができあがるスグレモノ。
私が家計簿をつけようと思った時には、家計簿アプリを使おうという発想がなかったため、アナログな方法で苦労しました。
ポイント⑤:改善点を人に教えられる
資産がグングン増える良い家計簿のポイントの5つ目は、「改善点を人に教えられる」です。
あなたは学生時代に「数学のこの問題の解き方がわからないんだけど、教えてくれない?」と質問されたことが一度はあるのではないでしょうか。
あなたが内容を理解していれば、教えられるはずです。しかし、理解していなければ教えられません。
家計簿も同じです。
支出がわかっても何が問題で、どこをどう改善すれば家計が良くなるのかを人に教えられなくては意味のある家計簿とは言えません。
とはいえ、問題点がすぐにわかれば苦労しませんよね。
実は、問題点を見つけるのは難しくありません。
集計を何度も繰り返して、振り返るうちに「あれ?この支出って本当に必要かな?」という点が見えてくるようになります。
たしかに学生時代も成績の良かった友人は復習を欠かさずしてたわ。シンプルだけどパワフルなのね…。
良い家計簿をつけるための3ステップ【実話】
良い家計簿の5つのポイントはわかったけど、実行できる自信がないわ…
良い家計簿の5つのポイントはわかったけど、実行できる自信がないわ…
ここでは、月末になると「お金がない!今月もピンチ…。どうやって切り抜けよう」と悩んでいた私が、3ヶ月ほどで貯蓄率50%を超える超優良財務体質に生まれ変わったプロセスを簡単に紹介するので参考にしてみてください。
おすすめ超優良財務体質化ステップ
- 自分に合った家計簿を選ぶ
- 支出をグループに分ける
- 振り返って改善点を見つける
順番に見ていきます。
ステップ①:自分に合った家計簿を選ぶ
良い家計簿をつけるための1つ目のステップは「自分に合った家計簿を選ぶ」です。
当時は、知識がなかったので「クレジットカードの明細をそのまま家計簿にしてやろう!」と考えました。根がズボラなので、凝った家計簿では続かない自信があったからです…。
さらに、現金会計は禁止。クレジットカードが使えないお店には行きません。これで抜け漏れの心配もありません。
使うクレジットカードも1枚に絞り込みました。複数のクレジットカードを利用していると、締日と引き落とし日が異なり、1ヶ月間の支出を正確に把握できないからです。
気合と根性で乗り切った感は否めません。あなたは、家計簿アプリの利用を検討してくださいね。
ステップ②:支出をグループに分ける
良い家計簿をつけるための2つ目のステップは「支出をグループに分ける」です。
クレジットカードの引き落とし日が近づいてくると、利用明細が送られてきます。ここからが本番です。期末テストの答案用紙が返却される時のような緊張感で利用明細をチェックします。
このときに、何となく支出を見るのではなく、2つのグループに分けました。
- 固定費
- 変動費
なぜなら「固定費に関する過去記事」でも解説しましたが、毎月必ず支払う固定費の見直しこそ、お金が貯まる家計への最短ルートだからです。
ステップ③:振り返って改善点を見つける
良い家計簿をつけるための3つ目のステップは「振り返って改善点を見つける」です。
支出を固定費と変動費に分けると、自分のお金の使い方の傾向と対策が見えてきました。
- 大手キャリアから格安SIMに乗り換えれば通信費を下げられる
- あまり使っていないサブスクサービスを解約したほうがいい
- 外食が多すぎるから自炊を増やせば家計は一気にスマートになる
- 乗り気じゃない飲み会に参加するのを控えれば交際費は抑えられる
固定費に関しては見直すポイントが少なかったものの、変動費に改善すべきポイントがいくつも見つかりました。
「ここを改善すれば、手取りは変わらないけど、一気に手元に残るお金が増える!」と気づいた時には胸が高鳴りました。
家計簿をつけたいけどハードルが高いと思う人へ
資産がグングン増える良い家計簿のポイントはわかったし、つけかたもわかったけど、行動できない…
頭では理解できても、行動しようと思うと手が止まってしまうことは少なくありません。「自分には能力がないのかな…」「失敗したらどうしよう」と不安になることもあるでしょう。
そんなときは、問題を一口サイズにしてみてください。
大きなステーキを一口で食べることはできませんが、ナイフとフォークで一口サイズに切り分ければ無理なく食べ切れますよね。
- まずは、家計簿をつける目的だけ考えてみる
- 家計簿アプリをダウンロードしてみる
- クレジットカードなどの利用明細を見てみる
いきなり理想の自分になることはできません。しかし、昨日の自分よりほんの少しでも成長していれば、いずれは思い描いた自分になっているでしょう。
まとめ 資産がグングン増える良い家計簿をつけてお金の問題を小さくしよう
お金の問題を小さくするために、家計簿は欠かせません。ただし、家計簿をつけることが目的にならないように注意しましょう。家計簿は”使うもの”です。
資産がグングン増える良い家計簿には特徴があり、今のあなたがお金の落とし穴に陥っていても、脱出する糸口になってくれます。
とはいえ、焦りは禁物です。
資産形成は短距離走ではなく、終わりのない長距離走のようなものだからです。火事場の馬鹿力で乗り切ろうとしたり、一発逆転を狙おうとした人から脱落していきます。
日々の成長のための小さな一歩が”なりたい自分”への最短ルートです!